氷球姫 第59ピリオド 「七咎のコーチ」


副管理人の空間歪曲です。

氷球姫 59話のレビューです。



準決勝を制し、決勝へと駒を進めた花籠女学園。

個人的にはもう少し、長めの試合になるような気もしたが、
勝戦の密度を濃くするためにこちらが短くなったのかもしれない。




 
妹の寝顔に注目が集まっただけでこの過保護っぷりである。
 

 
妹に対する接し方を良いように思っていなくとも、それらマイナス要因に左右されず
客観的にたいちゃんを評価できる点にサエちゃんの優秀さが良く出ている。


そして、こういう主人公の必要性が提示される部分は非常に重要。
単に戦略面での才能があるだけでなく、キャラクターの成長という部分において
何らかの利点がなければ監督としている意味が薄れてしまいかねないと思うし。



 
いつもの事だが、主人公の一挙手一投足が凄まじく腹筋に悪い。




 
いつ録音したんだとかそういう事をいちいち気にしてはいけない。
 
 

 
一方、惜しくも敗退したカンナカムイ。




 
個人的にはこういうタイプのキャラが見せる悔し涙は
かなりグッと来る物がある。

とりあえず、次の冬季大会に期待したい。


副管理人は火爪がわりと好きなので、
今後の出番にはかなりの期待が――




 
やった! ラヴロワ監督だ!!

空間歪曲は火爪がかなり好きですが
それ以上に、ラヴロワ監督が好きです。


火爪は出た当初から株が急上昇し、個人的にラヴロワ監督一強の所へ
やっと拮抗出来そうなキャラが来た、とか思っていたんですが
今回、ラヴロワ監督が出た瞬間にその株が急騰しましたね。
 
何がそんなにいいのかと訊かれたら、迷いに迷った挙句に
シスター服
とか言い始める副管理人。




 
そんなラヴロワ監督の前に姿を見せた七咎のコーチ。





 
やっぱりこの人だったか。
読者の大半が予想していたであろう桜花咲耶が意外にお早い登場。


ラブロワ監督は外国の方なので、
細かい見分けがつかなかったけど
桜花咲耶本人ではなく双子の妹です

とかそういう事をやらない以上は桜花咲耶で間違いない。




 
彼女の存在が指揮に影響してか、テンプル騎士女は現在、劣勢。


ラヴロワ監督抜きでも勝てるくらいが理想なのかもしれないし、
テンプル騎士女は個人の能力も高い強豪校であるのは間違いないが、
相手は曲者揃いという設定の七咎学園なので、一筋縄では行かない。

おまけに元チームメイトのイーラがいて、やりにくい面も多少はあるはず。
イーラは逆に元チームメイトでも全く気にしなさそうなのがこれまた問題。
 
このまま行くと、ラヴロワ監督がメンタル面で不調のまま
テンプル騎士女あっけなく敗退になりそうだが果たして……。
 
ラヴロワ監督がこの状態から悪魔憑きモードを発動して七咎を撃破したら
それはそれで神展開なのかもしれないが、それじゃ七咎学園何のために登場したのか
全く謎のままになってしまうので、決勝の相手は七咎学園にほぼ決まりだろうか?
 
空間歪曲は七咎学園の登場タイミングを

・花籠がカンナカムイかテンプル騎士女と当たって惜しくも敗退
・そこと決勝で当たった七咎があっさり優勝して存在感バッチリの新勢力として登場

という形にした上で、
・残った色々な伏線回収は冬季大会までに処理
という形で良かった気がするのだけれど、そこは作者次第だろうし。
 
 
たいちゃんはメールで状況を把握して会場に引き返すようだが、
そこで紅羽も含めて咲耶との再会があるのかないのか。
 
恐らく咲耶関連は今大会だけだと伏線全回収は難しいだろうし、
互いの存在を認識したまま冬季大会で山場という形になると予想。

ただ、あまり間を開けすぎると因縁の対決感が薄れてしまう可能性もあるので
そのあたりの匙加減はなかなか難しそうではある。
 
今後の展開に注目したい