副管理人の空間歪曲です。
連載通算100話を迎え、センターカラーのはやて×ブレード。
空間歪曲は知らなかったんですけど、この作品ってウルトラジャンプに来て50回。
移籍前も50回連載してたんだとか。
次回からは話数の表記を本誌連載と単行本で統一させるそうです。
いい機会だもんね。
そんなわけで、記念すべき100話目のレビューです。
カッ じゃねぇよ。
記念すべき100話目でも炸裂する綾那の物覚えの悪さ。
因縁ある相手なのに、と思ったけど、よくよく考えてみたら炎雪戦の前には平林さんとか何とか言ってたし、
綾那からすれば因縁あるのは炎雪の方であって瞑子の印象は少し薄いのかも知れない。
さっさと先へ進んでゆかりと立ち合いたい綾那ではあるが、秀耶の持ってる眼鏡が問題。
かつて炎雪戦でもキーとなったいわば精神面での安定装置とでも言うべき綾那の眼鏡。
躊躇する綾那をよそに秀耶が突っ込んで来るが――
じゅんじゅん来るの待ってた!!
夕歩と人馬一体になってるのが仲の良さを表現しているかのようで見てると嬉しくなってくる。
ここ2人ともカッコいいな。
そして最後に綾那を躊躇させた眼鏡は
普段、ギャグ要員になっていてもやっぱり主人公だね。
炎雪戦で暴走した綾那を(文字通り体で)止めたし、肝心な場面で効果を発揮してくれるのがはやての良いところ。
一方、こちらは黒組と対峙しているメンバー。
双月さんに自分達を止めた所で元々無効試合だから何の得にもならないし、
怪我する可能性ある。やっぱりバカだろう、と言われたみずちさん。
暗黒面が漏れてやがるぜ……。
手助けなんて馬鹿だと思う。
それでも剣待生として天地にいれば出来ているのだとみずちさんは言う。
今月はこの部分でみずちさんが綺麗にまとめて持って行ってくれたね。
そして読者が長い間待ち続けた、ゆかりとの星奪りがようやくスタート。
ゆかりに眼鏡をかけてなくていいのか、と言われてこの表情。
不敵な笑みと言うべきか、吹っ切れた表情と言うべきか。
何にせよ、これ良い表情してると思う。
目に見えるもの、聴こえる言葉。
それらよりも確かなもの。
はやてと共に多くの相手との星奪りを経て、
手放そうとした事もあったが結局、手元に残った己の剣。
これを信じるんだと心に決めてゆかりの前に綾那は立った。
昔はゆかりに正面向いて自分が勝つんだと言えなかった綾那が本番を前にしてようやく覚悟を決めた。
因縁、と言うのはちょっと違うけど、綾那にとって、これはいずれ決着させなければならなかった星奪り。
結果がどうあれ、綾那が何を感じて何を掴み取るのか。
最も大事な星奪りに突入したはやて×ブレード。
来月からの推移が楽しみです