はやて×ブレード #106 「凛としてバカ」

 
 
 
副管理人の空間歪曲です。
 
今月のはやて×ブレードのレビューをお届けします。
 
 
 

 
最後の鐘が迫る中、加速して行くはやてと槙先輩の星奪り。
 
互いに刃友から託された星を護り相手の星を奪るため、
2人はただひたすらに全身全霊で戦い続ける。
 
 


 
負けられない。
 
だけど、だからこそ、
 剣を交わす事が好きだからこそ、
 強敵たるはやてを相手にこう想える。

 
本当に見ていて胸が熱くなる展開です。
 
 
恨みも憎悪も暗い過去の因縁も存在せず、ただひたすらに
 自分と刃友のため持てる力の全てを振り絞って交錯する。

 
剣待生と星奪りの面白い所だと思う。
 
 


 
恐らく最後になるであろう攻撃のため槙先輩が見せた構えを前に
 猛攻を繰り返していたはやてが本能的に危機を感じて後退。

 
この一コマから感じる凄まじいまでの威圧感が何回も見返したくなります。
 
 


 
 



 
本能的に危険感知したはやてが取ったのは、かつてナギが見せた構え。
 
やっぱり姉妹だな。
 
 
今まではやてが最も苦戦したであろう相手は炎雪だろう。
 
あの時は綾那と2人で協力していたため出なかったんだろうが、
今回は完全なサシでの勝負ゆえに、型を出したんだと思われる。
 
これは“黒鉄”の型を出させるほどに槙先輩が強いという事に他ならない。
卒業イベントの時も白服であるナンシーから一本取ったわけだし。
 
 


 
そしてそれを察知するナギ。
 
双子が感覚を共有しているというのはよく言われる話。
今思えば、炎雪戦の前にはやてが屋上にいたナギの存在を察知していたが、
それもこの伏線だったのかも知れませんね。
 
 
ただ、この状態を感じたナギはそろそろ星奪りに本腰入れようと決意した模様。
やはり刃友は叶依だろうか。
 
 
 


 
そして終わりの時がやって来る。
 
 



 
はやての“黒鉄”の型は槙先輩の眼をしても補足不可能。
 
大きく体勢を崩した槙先輩に対し、追撃の手を全く緩めないはやて――
 
 

 
に反応すら許さぬほど鋭い槙先輩の一閃で全てが決着
 
槙先輩カッコよすぎるでしょうよ!!
 
 
こういうバトル要素のある漫画においてよくある
 
「主人公が勝つんでしょ」
 
という空気を打破した槙先輩の大きな勝ち星。
最後の最後には先輩らしさをこれでもかと見せてくれた。
 
 

 
そして勝った後のこの切なそうな表情ですよ!
 
個人的には、この前のゆかりより破壊力が高い
 
今回の星奪りは槙先輩とゆかりのファンにとって最高の展開だったんじゃなかろうか。
 
 

 
そして見上げたいつもと変わらない空を見て、今度は笑顔の槙先輩。
 
 


 
ずっと
「空の色が決まらない」
と悩み続けていた槙先輩。
 
炎雪戦の前に言っていた。
 
本当に知りたい物。
それは刃友だった頃の綾那とゆかりが見ていた空の色だと。
 
 

 
最後は骨が折れたなどと平常運転ながらも掴んだのは大きな答え。
 
空間歪曲は最初、綾那とゆかりの確執が決着するとばかり思っていたんですが
槙先輩のずっと抱いていたものにもしっかりと答えが出た。
 
まさに刃友は二人で一つ、という事だろうか。
 
 
 
そして終わる他の星奪り。
 
 


  
押されていた蒼ちゃんがまさかの大金星。
 
本当に嬉しそうに表情を輝かせている蒼ちゃんがめちゃくちゃ可愛いですね。
 
 

 
最後はこの人。
 


  
“黒組”の最終目的がひつぎ会長だからか、一も強気だな、と思っていたら――――
 
 

 
まさかの気付いてないパターン。
 
そうだ、この子こういう性格してるんだった。
 
今の今までは他キャラからもひつぎ会長だとモロバレだったんだが気付かないパターンは斬新。
 
この子ちょっと好きになりました。
 
 

 
さて、色々とあった星奪りも終わり、しばらくは平和な日常が戻って来るはず。
 
とは言え、黒組の暗躍は続行されるだろうし、まだまだ目が離せないはやて×ブレード
 
 
次回も楽しみです