はやて×ブレード2 #15 「流星のバッカマン」

 
 
 
副管理人の空間歪曲です。

はやて×ブレード2 第15話のレビューです。


剣闘生選抜のための第二の試練である料理対決もいよいよ終盤。
 

 
1番コテージは無事にクリア。

本来のスペックを活かし切れなかったらしい槙先輩。
この人は基本こういう立ち回り。

でも完璧超人じゃない所が逆に美味しいというわかりやすい例。



 
10分前には一部を除いてあらかた終了。

そして夕歩から漂う危険臭。

もしかして料理が出来ないというわけじゃなくて、
余計な事をしようとして大惨事をまき散らすパターンなんだろうか?

しかも完成してから入れようとするあたり恐ろしい。
本人は素でやってるみたいだし。
 
 

 
読者から忘れられがちな11番コテージも終了。

ここで気になるのは、万が一11番コテージが脱落した場合、
静久もゲームオーバーになってたのかという事。

ひつぎ会長は静久に全幅の信頼を寄せてはいるけれど
かつて風邪ひいた時の事もあるわけだし何事も完璧にとは行かない。

静久が脱落した時点で負けが確定するわけだが果たして……。

些細な疑問だし、そこまで深く考えなくてもいいのかも知れませんが。



 
そして脱落したのは清佳の所。

この子、ちょいちょい出番あるんだけど黒組の中ではモブ寄りなので
そこまで扱いは良くないイメージ。
 

 
リーダーからの評価もこんな有様だし。

はじめからすれば目的のための協力すべき間柄でしかないんだろうな。

清佳は今後、多少なりともキャラが掘り下げられるようになれば
読者からの見方が変わって来ると思うのでそっちに期待しよう。
 
 

 
そして予告通り爆破させたひつぎ会長の間違った本気度合いがジワジワ来ます。
※死人は出ない仕様です
 

 
テルマさんの特製スパイスはルイルイに火を噴かせるためだった。
愛情表現がおかしな方向に全力すぎる。
 

 
そんなテルマさんに料理長ポジション押しつけて上手い事逃げた紗枝。
作ったじゃなくて手伝った、って所が重要。
 
 


 
MVPは未知だろう。
はやての作画がおかしくなるレベルの美味しさ。
夕歩の隠し味も上手い事スルーしたし。

お母さん見てたら将来は可愛いと美人を両立できる外見になるのが確定している。
料理は上手いし空気も読めるし適材適所という物をよく理解している。

実にハイスペックなお嬢さんである。
 
 


 
食後は夏の風物詩である花火の時間。

ステルス戦闘機もそうだったけど、もかちゃんネタのチョイスがなかなかいい。

ナンシーはシド止めないよな、と思っていたら案の定でした。







 
幼少期の事が心の奥底に根付いているのか、
星に剣が届きそうな夜空の下で
はじめとはやてが遭遇していた同時刻。
 
 


 
ナギが鍛錬中のひつぎ会長と遭遇。
 


 
現時点ではナギの動体視力でも補足できないレベル。

相変わらずの規格外。
そして努力を決して怠らない姿勢には隙がない。
 




 
核心の部分に切り込んで来たひつぎ会長。
 
 
本当によく見てるんだな、と思う。
単純に視野が広いとかって話ではなく、
もう少し上の次元で物が見れる人という印象。
 
 




 
はじめは単に持論を展開しているレベルという印象。
 
食材調達の時は仲良さそうだったが、やはり黒組は黒組。
天地学園生とは共に歩めないのだろうか?

推測でしかないが黒組という個を重視する場に身を置いて来た結果、
他者に対する目線という点があまり育成されなかったのではないかと思う。

もう一つは天地の否定という意思が前面に出過ぎてこういった言動になるのだと思われる。
 
 


 
何か痛い部分を指摘されたのか、ナギがひつぎ会長へまさかの攻撃。
 
昼間は綾那との会話で、はやてとの決着に向けて順調に進むかと思われたのだけれど
ただ戦う事が目的になっているため、その向き合い方にはまだ問題があるのかもしれない。

ナギはこう言っているが、はやては前に綾那と喧嘩した時に
剣が好きでずっと星奪りしていたいと言っていたわけで
そういう部分が剣を持つ意味の違いという事なのかもしれない。

 

 
絶対的王者の風格漂うひつぎ会長。

でもひつぎ会長がここまで言っているなら
仮に技量で並んだとしてもナギは勝てないだろうな。


玲の時もそうだが、ひつぎ会長に勝つには技量云々だけでなく
内面の問題も解決しておかないといけないような気がするし。

紅愛が考え方を変えたように。
また玲が色々と吹っ切れたように。

ひつぎ会長に負けた事でいい方向に成長した例はあるが
その際には純粋に剣が好きかというのが重要な部分になって来る。


紅愛はただ努力の否定という部分が前に出ていたし
玲は紗枝の事や家の事に縛られていた。
恐らくは炎雪も剣が好きと言うよりも強者をただ求めている傾向がある。

そういう意味では槙先輩とゆかりが最も近い位置にいるのかも知れない。
あと、今の玲と紗枝も。
 
 


 
はじめに対し、本気で激怒したはやて。
感情がすぐ出るタイプだが、ここまで怒るのも珍しい。

はやてもここまで天地学園でやって来て、この場所が好きになっている。
はじめにそれを否定された事が頭に来たんだろうけど、
他でもないナギを否定された事が何よりダメだったんだろう。

肝心な場面でろくに名前が出なかったのはさておいても。




 
ナギに関してはどうにも見え隠れする苦手意識が根本的な問題であり
敬意がどうこういう問題ではないような気がします。
 

 
この緊迫した場面で
「きさまのいってることがわかんねー」
と切り捨てるあたり、本当に主人公かよ、と思うけど
はやて×ブレードという作品においては素晴らしいレベルのバカ。

炎雪戦でも
「あたしは日本語もたまにわからん」
と名言が飛び出したし。
 


 
こうして二回目のヒップアタックをお見舞いして去ったわけだが、
あまり細かい事を考えないはやてをしても
天地学園にはひつぎ会長が欠かせないという事になるのだろう。
 
今回の一件で重要なのは、はやてが明確に黒組への敵意を抱いたという事。

はやては今まで漠然と黒組が敵対勢力だと認識してはいたものの
あまり実感出来てない部分も多かったように思う。
 
それが今回の一件で大きく変わった。
 

 
そして最後に残るのはナギに対する感情。
 

 
そのナギは手も足も出ないまま敗北。
しかも剣じゃなく投げ飛ばされたとの事。
 
 
これでナギも多少、ひつぎ会長に対して何かしら思う所が出来たはず。



徐々に人間関係に進展が見え始めている今作。


今後の展開にも要注目です