ハヤテのごとく! 第326話 「やらかしちゃった後に」

 
 
 
うっかり風呂場で泉に遭遇してしまった事を土下座で平謝りするハヤテ。
照れ隠しも含めてか、あっさり泉は許してくれた。
 
 
 
だが、問題はそっちではなくルカ。
風呂場で倒れていた彼女が無事に目覚め
 
「女の子なんだよね……?」
 
と問うた時、ハヤテに選択が突きつけられる。
誤魔化すか、正直に話すか。
 
 
 
ここで「はい、そうなんです女の子です」と言って信じさせるのは容易い。
 
しかし、ここで本当の事を言わなければ自分自身が許せなくなってしまう……!!
 
 
 
ハヤテ「あの!! ルカさん!!! 実は僕……!!」
 
 
「なにぃ!? ハヤ太君が男の子なのに自分を女と偽って女の裸をのぞいていたーーー!?」
 
 
 
しまった、こいつらがいたか!!!!
 
 
 
大声で説明台詞を並べる美希と理沙。
これでルカが気付かないわけがない。
 
 
 
猫耳を生やし、行動まで猫っぽくなったルカはハヤテを警戒。
そうか、この子、猫属性だったのか。
獣耳あまり興味ないからどうでもいいけど(おい)
 
 
 
タイミングよく入った仕事の電話を受け、さっさと立ち去ったルカを呆然と見送っていたハヤテだが、我に返ってルカを追跡――しようとして虎鉄君と遭遇。
 
わずか3コマの顔見せだけでハヤテに殴られて虎鉄君の出番は終了。
いやー、君も最近、扱いが適当になりつつあるね。
 
 
 
だが、その僅かな間にルカの姿を完全に見失ったハヤテ。
途中、出会ったナギとは阿吽の呼吸で
 
ナギ「また……やらかしちゃったのか?」
ハヤテ「はい!! だいたいそんな感じです!!」
 
と言葉を交わし、ハヤテはルカを追う。
 
 
 
ハヤテは勘違いをしていた。
ルカが怒っている。
そう勘違いをしていた。
 
 
 
そう、副管理人もハヤテの性別をルカが知る事がトラブル発生のための火種だと思っていた。
 
 
ルカ(恥ずかしすぎて……もう、会えない……)
 
 
 
よもや、こういう方向だとは。
いやー、良かったねハヤテ君。
ルカは怒ってないよ。
 
火種は消えて無いけど。
 
 
 
性別を知って意識し始める。
よくあるパターンかも知れない。
 
 
今回の話でルカがハヤテ争奪戦に参加する可能性も強まったと見ていいだろう。
 
ヒナギクさん、アテネ、西沢さん、泉、ナギに加えてルカまで来ると相当、ややこしくなるのは明白。
無論、読んでるほうは楽しいので、いいぞ、もっとやれと言いたい所。
 
 
 
ただ、ハヤテの性別発覚もマイナス方向に作用しなかったので、ナギとの対立構造がどう展開されるのか、という部分はまだ不明。
 
 
今後はそのあたりが焦点になりそうだ