ハヤテのごとく! 第298話 「アイドルマスター」

 
 
 
 
ナギが会おうとしていた同人誌の作者は水蓮寺ルカという名のアイドルだった。
 
ルカは凄まじい熱気に包まれた観客達が見守る中、ステージに立ち、歌い、踊る。
無論、負った傷は浅くないが、彼女は執念ともいえるほどのプロ根性でそれを表に出さない。
 
 
 
やはり人気者であるのは間違いないようだが、それをナギが知らないのは少し意外。
ナギはついこの前(作品内の時間)までアニメイトに行った事なかったくらい、妙な所でレベルが低いからルカを知らなくてもそれはそれで違和感はないか。
 
 
 
 
ハヤテは服を何とかしてもらおうとルカに言われたように

「いかにも『関係者ですがなにか?』という顔」
 
で楽屋まで入るが、そこへ運悪く彼女のマネージャーらしき人物が現れる。
 

とっさにアイドル志望の新人という設定でその場を逃れ――ついでに色々とスタッフの手伝いをしつつ――ルカのステージ衣装の着替えを手伝う事になったハヤテ。
 
わりと急な話にもかかわらず、自分を手伝うハヤテに
 
「あなたが優しい“女の子”でよかった」
 
と言ってハヤテの頬にキスなんぞをするルカ。
はっはっは。火種の香りがするぞ。
 
 
 
負傷を全く表に出さず、何とかルカのステージが無事に終わろうとしたその時、ハヤテを夜空と配下のロボットが襲う!
 
夜空は少しくらい空気読めよ!
 
 
 
 
ハヤテは二十八代目の写真を相手が狙っている事を知っている。
だから、ルカのステージのためを思うのなら、さっさと写真を渡してお引取り願うのが一番、賢い選択肢だろう。
そもそもハヤテが二十八代目の写真を持っているのはたまたまであって、それを守る必要性等を感じていないのだから渡しても特に問題はないはずだ。
 
 
個人的には三十話近く前から名前を出していたルカを出し、彼女のキャラクターの提示を行うその合間に襲って来ている夜空はキャラが薄くなってる気がする。
ルカと夜空の動きを平行させなくても単発でいいんじゃないかと思うのだが、そこは畑先生の考えあっての事だろう。
 
 
もうすぐ300話のハヤテ。
残り二話の段階で夜空襲撃イベントが再度、発生したわけだが、仮に300話目をある程度、綺麗にまとめるには少し尺が足りないような気もする。
記念すべき第300話がどうまとまるのか期待したい。
 
 
 
今週は文章量少ない?
ああ、だって今週はルカを見開き使って提示したりで動きが少ないから書く事も少ないからね。
 
副管理人の実力不足?
いやだなぁ、そんな事あるわけ――すいませんでした