ハヤテのごとく! 第322話 「気がつけば腰までドロにつかってた」

 
 
 
6月に入りました。
歪曲ブログは5月の更新が滞りがちだったので、6月からは従来のペースに戻したいところです。
 
 
そんな6月最初の記事はハヤテです。
 
 
 
急に倒れたルカに対し、医者が下した診断は過労。
ただでさえ、トップアイドルとしてハードなスケジュールを抱えているのに、睡眠時間を削って同人誌の原稿に取り組んでいれば倒れて当然。
 
ルカのマネージャー(集さんだっけ?)は一人暮らしに問題があるとして、多少の金がかかっても同居して体調管理できる人間が必要だと判断。
 
 
誰ともわからない人間をあてがわれると創作活動が出来なくなってしまう事を危惧したルカはハヤテを指名。
ハヤテも受諾したが、難色を示したのはマネージャーさん。
 
 
「でも、こんな素人に形だけの体調管理をされても」
 
 
だが、この一言がハヤテに火を点けた!
 
 
 
形だけの管理かどうか、結果を見てから言ってもらえますか?
 
言っておきますけど僕は、女の子のお世話が、なによりも得意!!!
そのレベルといったらもはや、女の子のお世話で映画化決定ですよ!!!
 
 
マネージャー(なに……? その妙な自信は?)
 
 
映画化から来る自信ですねわかります
 
 
 
最終的にマネージャーさんが、上手く行けば経費もかからないだろう、と極めて業界人的な判断を下したためルカの体調管理はハヤテに一任される事に。
 
 
だが、現実を見るとルカ以外にナギ、ヒナギクさん、千桜さん、アテネの世話という激務を学生生活と兼務するわけで……
 
 
(僕、死んじゃうのかな……?)
 
 
と青い顔をするハヤテ。
 
大丈夫。
ギャグ漫画の主人公は死なないからね(おい)
 
 
 
 
一方のナギ。
五十部完売と言う目標を掲げて前を向いていたナギに対し、同人誌について何にも知らない(ナギも大して知らないだろうが)西沢さんが“それだけ”などと発言したため不穏な空気が漂い始める。
 
 
千桜さんが同人誌を五十部売るのが意外と大変なのだと説明したが、西沢さんはあろうことか
 
「足橋先生のまんがは何百万部も売れるけど、ナギちゃんは五十部か」
 
と問題発言。
漫画に疎い西沢さんが商業と同人の差を理解しているなどとは到底、思えないのだが西沢さんって、こんなに空気の読めない子だったかなぁ…………
 
 
 
そして言われたナギは無駄にプライドが高くて意固地で負けず嫌い。
 
 
ナギ「1000部刷る」
 
 
ねぇよ!!!
 
千桜さん「1000部って、お前!! 売れるわけないだろ!?」
西沢さん「そうだよ!! 50部売るのだって難しいんでしょ?」
 
 
あんたが元凶だよ!!!!
 
 
 
2人に止められるもナギは聞かない。
 
出来ないと決め付けるのは臆病な負け犬のやる事だ!!
 
と吐き捨てる。
 
 
1000部売るのが難しいなら1000部売れるだけの漫画を描けばいい!!
 
 
とまで言い張って。
 
 
よもやこうなるとは思ってなかった。
出来ないと決め付けるのが臆病な負け犬ならば、同人活動の現実を知らず、50部完売も大変なのに、いきなり1000部刷るとか言い出すナギは何なのだろうか。
 
今回のナギの発言を見た小規模サークルの方々は何を思うんだろうね。
 
 
 
そして、ナギが仮にオフセットという金のかかる印刷形式で1000部も刷るならば、これがルカの逆鱗に触れる可能性がある。
ナギがいきなり1000部も刷れるのは、結局のところ元手があるから。
 
 
仮に損失が出てもナギからすれば金より部数の問題だとしか捉えない可能性が高いと思われる。
現実を見ると小規模サークルの方々は赤字覚悟で50部を用意して即売会に臨んでいる。
だが、ナギはそんな現実を聞いてはいても実感していない。
このまま考えを改めないと、非常にマズイだろう。
 
 
一方、ルカは1000部も刷らない気がする。
今までに数部しか売れていない以上、1000部など暴挙に等しい。
常識的に考えればそうだろう。
 
 
そしてギリギリのラインでやっているルカからすれば、ナギの同人活動は甘えに映るかも知れない。
 
仮にナギがオフセットで1000部用意し、ルカがコピー誌で50部用意した挙げ句、売れた数はルカの方が上だった、などという展開も想像できる。
 
 
ナギの暴走が加速するか減速するかに注目して行きたい