ハヤテのごとく! 第284話 「ピンチ! ショック! サスペンス!」

前回、偶然にもハヤテと間接キスしてしまったヒナギクさん。
例によって鈍いハヤテは全く気付いておらず、意識されなさ過ぎて理不尽さすら覚えるヒナギクさん。

ヒナギクさんは逆に自分から間接キスを試みるが、そんな勇気は当然ないわけで……。



次第に空気が重くなり(※ハヤテのせいです)居心地の悪さを感じるハヤテ。
タマを無事にナギの所まで送り届けるためにはヒナギクさんを何とかしなければならないが、そういう意味でも空気を改善しなくてはならない。



「いやー、でもヒナギクさんと二人でお話しするの、ゴールデンウィーク以来ですね」
などと当たり障りのない一言がきっかけで、海外旅行に思いを馳せるヒナギクさんだが、今度はハヤテが未だにアーたん、と呼んでいるのがお気に召さない様子。





「なによ!! フラれたとか言っときながら…まだそんな超甘々な呼び方しちゃってさ…」
「わかりました!! ヒナギクさん。では、ヒナギクさんの事も今日から…ヒナたんと呼ぶのでどうでしょう?
「いいわけないでしょ? 調子乗らないでくれる?」

ハヤテのアホさに笑った。



と、そこでヒナギクさんが台車とダンボールに気付いてしまう。
店内に入れてりゃ否応なしに目立つんだから見つかって当然で、今までヒナギクさんが単に恋は盲目状態だったから見つからなかっただけだろう。




焦ったタマが気絶させようと襲い掛かったのを蹴りで撃退するハヤテだが、タマをごまかそうと後ろからヒナギクさんに抱きついてしまう。



夜。
暗い喫茶店の店内で好きな異性と二人っきり。
そんな状況を意識していたヒナギクさんには青天の霹靂だったろうか。






おまけにハヤテから


ヒナギクさんがあまりにも魅力的だったので思わず抱きついてしまいました」


なんて言われれば、ヒナギクさんの心拍数が急上昇しても不思議はない。
そして


「な、なーんちゃって テヘっ」


などと言われればブチ切れても不思議はないのである。





怒ったヒナギクさんは帰宅し、後にはダメージを受けた執事と猛獣が残される形に。



アテネ編が終わってからというもの、どうにもヒナギクさんの扱いが微妙になっている気がする。
アテネ編は告白の機会を最悪のタイミングで失ったものの、ラストで活躍してたからまだ救済措置は働いていた。
それに比べると今回は告白云々というわけではなく、単にヒナギクさんが一人慌てていただけなので、フォローされない気がする。


以前なら恋愛周りがギャグで片付けられるのは西沢さんの立ち位置だった気がするのだが、最近、西沢さんの扱いが良くなるのに反比例してヒナギクさんが不遇な位置になりつつあるような気がしてならない。






さて、次週だが、何とかヒナギクさんをやり過ごしてアパートまであと少しと言うところで移動中のダンボールに何かが突き刺さるというイベントが発生。
一見するとロケット花火に見えるのだが、次週に続くような流れなので、またしてもピンチかも。


危機が訪れたように煽っておいて実はくだらない事だった、という流れだと予想してみるが果たして……