久しぶりにネギまのレビューもお届けします。
前回のラストでフェイトのやり方でなくとも他の救済方法があると自信を込めて宣言したネギ君。
それには無論、みんなの協力が必要で、場合によってはいいんちょが力になってくれるかも知れないと言う。
推理力に乏しいので、ネギ君の考えているプランがどんなものかは分からないが、あと何話かすれば明らかになるだろう。
だが、そのプランを楽観視する事は出来ないのがフェイト以外にも存在した。
ザジさんの姉である。
形態変化で魔族としての姿を顕現するザジさんの姉――もといポヨ・レイニーデイ(ネギ君命名)。
千雨が
「完全にラスボスじゃねぇかー!?」
と心の中でツッコミ入れたのに対し、ポヨさんは魔族の中でもラスボス程度には偉いと自称。
千雨が考察しているが、仮にそれが本当なら、ザジさんも同等の存在と言うことになる。
ザジさんに関しては終盤になるらしいのだが、学園祭編、魔法世界編と来て最後には魔族関係の話になるという伏線なのだろうか?
ネギはポヨ・レイニーデイを引き受けようとするが、ネギ君が離脱した事で「完全なる世界」から解放された龍宮さんがこれに相対。
いつの間にか設置していた重力地雷(超鈴音の特製で一瞬ではあるが50倍もの重力がかかる)を発動させ、押さえつけた所へ銃で足場を打ち抜きポヨを下へ落とした龍宮さん。
そのままポッカリ開いた下への空洞へダイブし追撃に入った龍宮さんに任せ、ネギはフェイトとの決戦へ向かうのだった。
一方、重力に従い、空洞を落下しながらポヨは龍宮さんへ問いかける。
ネギの進む未来こそ超のいた未来。
一度は超の理想に賭けたのに、それでもいいのかと。
「なるほど……そうだったな。だが、それでも私はネギ先生に賭けてみたくなった」
台詞と共に放たれたのはかつて学園祭でネギ達を苦しめた強制時間跳躍弾。
本来なら世界樹の魔力が高まっている学園祭の間だけの品だが、廃都の濃密な魔力がその使用を可能とした。
当たれば三時間後に飛ばす強力な効果のある銃弾。
だが、龍宮さんはさらに「とっておき」を披露する。
「全開放は五年ぶりだが、この相手なら不足はあるまい」
魔眼から溢れる魔力と雷天大壮使用時のネギ君のように光る頭髪。
それを目にしたポヨ・レイニーデイは思わず呟いた。
「その魔眼、その姿……お前は――」
「ああ、半魔族さ」
何と、次で連載300回を突破しようかというこのタイミングで龍宮さんが魔族とのハーフだったという衝撃の事実が明らかに。
確かに戦闘能力は高いし、魔眼なんて持ってるし、人間外であっても全く不思議はない強さだったが、まさか魔族の血をひいていたとは予想外だった。
あくまでも戦闘能力の高い人間だと思っていたし。
全開放は五年ぶりと言うから学園祭や魔法世界で見せた強さをも上回るほどの戦闘能力ということか。
これは龍宮無双の予感!
誰得? 俺得だよ!!
騒いですいません。
でも、赤松先生、ありがとうございます。
相手が相手だけに楽に勝たせてはくれないだろうけれど、ひょっとしたら龍宮さんの過去話がちょっと掘り下げられるかも知れないので今後の推移が楽しみで仕方ない。
次週はお休みなのでどうなるか分かるのは二週間後か。
ああ、待ち遠しい……!!!