こんばんは、副管理人です。
突発的ではありますが、夏コミ新刊のうち、委託販売されていた東方同人誌の感想記事を書きたいと思います。
購入の際の指針になれれば幸いです。
※タイトル(サークル名)/記事担当者名 となっています。サークル名は敬称略です。あらかじめご了承ください
まほろばインタージャクション(蒼空市場)/空間歪曲
「今度はお姉様が地下に行く番よ」
レミィとの弾幕ごっこに勝ったフランが紅魔館の当主になるというお話。
レミィより凄い事を証明しようとフランは自ら紅魔館を仕切ろうとするが、なかなか上手くいかず――。
その結果、どうなったかは読んでみてのお楽しみ。
この話、一見するとレミィとフランが主軸なのだが、作者の蒼さんが言うにはフラマリとのこと。
読んだ人なら分かるけれど、確かにフラマリでした。
蒼さんの描いた作品を見ていて思うのが、蒼さんのフランは本当に魔理沙が好きなんだな、という事。
『Scarlet×scarleT』等でも魔理沙の占める部分が大きいからこそああいう話になっていたと言えるだろう。
今回パチェは出番少なめだが、それゆえにある一言が凄く良く響いていた。
あと、服装チェンジしている美鈴と咲夜さんが新鮮。
二人の服装チェンジとかありそうで意外と見ないからだろうか?
紅の血族(Strange Chameleon)/空間歪曲
強大な妖怪である大歳星君を追う昔の美鈴がレミィ、フランと出会うお話。
紅魔館のメンバーがどういう出会いをしたのか公式では語られていない。
人間である咲夜さんが一番、最後であろうというのは何となく予想できるが、パチェと美鈴のどちらが先に出会ったのかは想像の範囲内でしかない。
それゆえにこういう解釈も考えられる、という一冊。
東方の自由度あってこそだろう。
ボリュームがあり(表紙を含めて92ページ)、バトル展開もあったりして読みごたえがある一冊。
どちらかというとギャグ要員の多い美鈴だが、この作品では終始シリアスモードなので、カッコイイ美鈴が好きな人にオススメの作品
追憶に涙を 未来に幸を(悠久機関車)/空間歪曲
紫メインの話。
レミィを侮辱した紫に咲夜さんが切れてバトルに発展するというお話。
主に取り上げられたのが寿命差問題。
よく、幻想郷に行きたいという人がいるが、一部を除けば大半は人外。
遠からず訪れる離別にどう対峙するかは重要なテーマ。
蓬莱の薬を飲むか、魔法使いになって長寿になるか、あるいは幽々子のように亡霊となって存続するか。
単純な解決ラインとしてはこの三つだろうか。
人でなくなっても愛した人と共にあるか、あるいは定められた命だからこその愛か。
どれも作者によっては最良にも愚策にも成り得るだろう。
その中で、全体としては短めであるにもかかわらず、一つの回答を上手く提示した作品
時間がなかったので今回はここまでです。
機会があれば近いうちに続きも書きたいと思いますので、目を通していただければ幸いです