副管理人の空間歪曲です。
はやて×ブレード2のレビューです。
はじめから、テルマと決闘して対抗戦の闘士入りをしろ、と言われ
これを拒否するも、新月という伏兵の存在により窮地に立たされたナギ。
しかしながら結果は惨敗。
ナギは負けた事が悔しくてならないようだが、敗北の味は次への勝利へのバネになる。
はやても夕歩相手にギリギリだった時は反省してたし、姉妹揃って前向きに頑張ってもらいたい。
あと、個人的にはパワーバランスの問題から言ってナギの負けで良かったと思う。
はじめ・新月のペアは防戦であるとはいえ玲・紗枝の攻撃に耐えられたので、
それをナギが捌けるようだとおかしくなるからね。
一方、はやては作画に乱れが(笑)
綾那が小さく
「そして誰なんだ」
ってツッコミ入れてるのがジワジワ来ます。
綾那が何に引っかかってるのかずっと気になってたんですが、
この後のコマで「私じゃ説得力が」と言ってるので、
恐らくゆかりに怪我させた頃の自分に似てると感じてるんじゃないかと思う。
基本的に、はやては難しい事言ってもあまり理解できないし、
考える前に本能的に判断するタイプだからどうにかなると思うのだけれども。
ひつぎ会長は静久と連絡事項の伝達中。
大地寮サイドは露骨な潰しにかかった模様。
数で劣る以上、有効な方法ではあるのだが、
どうにもやり口が汚いように見えてしまう。
当矢はマスクしてると蒼ちゃんに見せたような容赦のなさだが
素面ではこれだから根はいい子なんだろうか?
一方、こちらは潰しにかかった相手があまりに悪すぎた例。
黒組は“手出ししたらヤバイ剣待生リスト”とか作っておかなかったんだろうか?
ただでさえ、炎雪は元白服でも容赦ない性格だってのに。
情報が正確に伝達されていなかったか、あるいは元白服を過小評価していたか。
空間歪曲が仮に元白服狙うなら、みのりとかシドみたいに負けてもこっちの受ける被害の少なそうな所にしますね。
少なくとも炎雪の相手をしようなどとは思わない(というか元白服との交戦回避を最優先にして動きます)。
大地寮の潰しに対してひつぎ会長は素早い対応を選択。
そして何やら企んでいる模様。
パッと見、意味深な「こちらの準備」が何か大がかりな作業に見せかけて、
黒騎士、仮面の騎士に続く第三の騎士の衣装の手配だったりしたら笑えますね。
そして迎えたナギVsテルマさんの決闘当日。
決闘制度は行われるのが実に久しぶりで、読者の中にはそういえばそんな制度あったなぁ、と
懐かしくなってる人がいるかも知れない。
これと複数相手の同時対戦である乱奪りは見なくなって久しいですね。
開始早々、ナギはテルマさんに挑発――
するなり顔面に叩き込まれる肘
を意にも介さず繰り出した反撃が見事に決まり、ナギが一本先取。
しかしながら、顔面に肘打ち喰らうと流石にノーダメージじゃ済まないし
決していい感じの滑り出し、とは言えないだろう。
ルイルイは打たれ強いと見ているものの、これは大きな勘違いで
かつて炎雪と戦っていたシーンから判断するとナギは無痛症の可能性が高い。
回想ではやてが「くるまにやられた」と言っているので、
恐らく自動車事故で神経系か何かを損傷でもして痛覚がマヒしたんじゃないかと思う。
しかしながら痛みを感じられないという事は激痛で動きが停滞する事がない反面、
身体の異常にも気付けないという事で、決して喜ばしい物ではない。
ましてやテルマさんは容赦なく急所に攻撃叩きこんできそうだし、
蓄積したダメージが後々にまで悪影響が残る可能性だってある。
これが例えばラグナロクのアレクサンドル・リュヴィールくらいの異常な強さでもあるなら別だけど、
ナギは決してそういうわけではないだろう。
危うい均衡の上で繰り広げられるナギとテルマさんの決闘の行く末に注目です