ハヤテのごとく! 第340話 「ヒナギクさんの願いは聖杯を使っても叶いそうにない」

 
 
 
まず何よりもタイトルに吹いた。
恐らくFateネタだと思われる。
聖杯を使っても無理とは、メルブラでネコアルクがさっちんのヒロイン昇格を指したか何かだったはずだが、それと同等とか酷過ぎる。
 
 
まあ、そんな感じに今週のハヤテです。
 
 
 
ハヤテに肩を揉んでもらう千桜さんを目撃するヒナギクさん。
 
(そうか、ここは執事付きアパート……!! ああいうのもありなのね!!)
 
ヒナギクさん、どうやら自分も肩を揉んでもらいたい様子。
 
 
彼女がムラサキノヤカタに住んでいるのはアテネがいればこそ。
それも残り二か月。

 
一日一日を大切に生きる。
 
前回、マリアさんがナギに教えたそれをヒナギクさんは言われるまでもなく理解している。
だから思う。
 
 
私も一度くらい、ハヤテ君に肩を揉んでもらいたい!!
 
 
二か月で一度だけとか謙虚すぎる。
だが、ハヤテの前ではどう頑張っても素直になれないヒナギクさん。
肩を揉んでくれと催促するのすら恥ずかしいのだから相当な物だね。
 
 
自分から言い出せないヒナギクさんが
 
 
「ハヤテ君から『肩揉みましょうか?』と言ってもらえればいいんだわ」
 
 
などとプランを練っている所へ、
「わからない所があるので勉強を見て欲しい」
とハヤテが頼みに来て早速、チャンス到来。
 
 
 
で、ヒナギクさんは肩をさすったり、回したり、首を一緒に回したりと、本人が言う所の
 
“私のさりげないアピール”
 
を次々に繰り出すもハヤテには全く通じず。
根負けして「なんか肩こったな〜」と言ってはみたものの、
 
 
ハヤテ「もしかして肩こってるんですか?」
ヒナギクさん「肩なんてこってないわ」
 
 
と全く素直になれない。
 
 
(こうやって、まだ一日がムダに終わっていく……)
縁側で自分の不甲斐なさに落ち込むヒナギクさん。
 
 
あと一歩、踏み出す勇気があったのなら、
今日という日を大事な一日に変えられたのだろうか?

 
 
そう自問自答する彼女に再度、差し伸べられるはハヤテの言葉。
 
「肩、おもみしましょうか?」
 
 
 
これに対して真っ赤になりながら
 
いーの?
 
と尋ねるヒナギクさんの破壊力が高すぎてヤバい。
 
 
 
今日という日を、大事な一日に変えるためには――
 
たった一言。
世界は変わる。

 
 
 
そんな一文で今週のハヤテは終了。
ヒナギクさんメインだったので副管理人は満足です。
 
ただ、やはり西沢さんが絡んだ方が恋の駆け引きとして面白くなるので、今後に期待したい