ハヤテのごとく! 第331話 「2億年前のように静かだね」

 
 
ええと…………凄まじく遅いですね、はい。
何はともあれハヤテです。
 
 
 
ついに伊澄さんへ告白する決意を固めたワタル君だったが……
 
ワタル君「白皇をやめる前に、彼女に告白する!!」
西沢さん「ムリだね!!」
 
 
一刀両断されるワタル君の扱いが酷すぎて泣ける……。
 
 
 
一方、告白する予定の相手である伊澄さんはワタルから呼び出しを受けるが、咲夜やナギが告白だ、と盛り上がっているのを聞いて
 
「2人とも何を言っているの? ワタル君が私の事を好きだなんて事、あるわけないでしょ」
 
と一言。
 
 
 
そしてその直後、何事もなかったかのように迷子モードに突入する伊澄さんの安定感は流石だね。
 
 
ワタルもそこは慣れたもの。
伊澄さんに渡した物は詳細な地図と電話番号だけでなく、いざという時に公衆電話から連絡できるようにするためのテレホンカードと十円玉に笛。
 
無意味に笛を吹いた挙げ句、どこからともなく飛んで来た鳥に地図を持っていかれる伊澄さん。
 
だが、伊澄さんに抜かりはなかった!
時代の波に乗ってか、スマートフォンを入手していたのである。
 
 
(おっと!! 「使い方わかんないんじゃねーの?」とか思った人はごめんなさい)
 
 
とかメタ発言らしきものも口にしつつ、咲夜同伴でマスターした通話方法を颯爽と披露――しようとして充電が切れるスマートフォン
 
だから余計なアプリは終了しておけとあれほど……!!
 
 
 
 
そんな事をして伊澄さんが目的地に到着できないまま、公園でワタル君は五時間近く待った。
伊澄さんが迷子になって遅れる事を理解しているからか、ひたすら待った。
待って待って待ち続けた。
 
 
そして最後の最後で伊澄さんを導いたのはサキさんだった。
 
「最後は私がお連れします」
 
それは、ワタルが伊澄さんに告白するかも知れないからこその、サキさんなりの決意。
 
「しっかりね。ワタル君」
 
「若」ではなく「ワタル君」として背中を叩いて見送ったサキさんの笑顔が眩しすぎます。
 
 
 
そして訪れる決断の時。
 
 
 
「オレはずっと……!! 伊澄の事が――」
 
 
 
いよいよか、と思ったその瞬間、ワタル君の頭に思い起こされたのはサキさんの笑顔だった。

結果、ワタル君の告白は「好き、でした」という過去形に。
やっぱり過去形になったか。
 
最近の流れからしてワタル君がサキさんを(自覚の有無はさておくにしても)好きであろう事は分かっていたのでこの展開は当然といえば当然だった。
そして何故、過去形にしたのかとサキさんに問われ
 
 
「大事なのはお前とつかむ未来だ」
 
 
と言い切るワタル君とそれを聞いて嬉しそうな笑みを浮かべるサキさん。
 
 
以前の展開でプロポーズみたいな台詞あったから完全に落ち着いたと思っていたワタル君とサキさんの話は今度こそ決着。
今後は絆を多少は深めたワタル君とサキさんが二人三脚で送る起業編かな。
 
ナギの同人誌関連の話が終った頃に見てみたいですね。
 
 
 
まあ、結論付けるとワタル君は和服よりメイド服が良かったという事で(酷い)