副管理人の空間歪曲です。
マギ同様に1話前の分になりますが、ハヤテのごとく! 第535話のレビューです。
今回は冒頭から現時点での状況を説明してくれているので、
順に見て行きたいと思います。
最近、ナギは少しずつ成長してきている事が提示され、マリアさんもそう遠くないうちに
ナギが自分やハヤテを必要としなくなるのではないかと考えている節が見受けられる。
しかし冷静になって考えてみればナギはまだまだ子供で未熟な点ばかり目立つと言ってもいい。
これは長らく三千院家のお屋敷で過ごしていたからスキルアップの機会がなく(本人もする気がなかったし)
今更どうこう騒いだところでどうしようもない。
だが、本編中でここを改善可能なタイミングというものが存在していたのは間違いない。
それはムラサキノヤカタに拠点を移していたあの期間である。
あの時、ナギは今まで通りハヤテとマリアさんが近くにいるものの、生活水準が大きく下がった環境に身を置いていた。
この期間中に日常パートの中でもいいからナギの生活力を上げておくべきだった気がする。
副管理人は根本的な問題として、ハヤテの意識に問題があると考えていて、
ナギを甘やかしてばかりでは人間的に成長しないしナギのためにもならない。
生活力に不安があると理解している以上、その部分を心を鬼にしてでも改善するのが
何よりナギのためになるのではないかと思うのだが……。
前々から気になっているのが未だに王玉を持っているワタル君の存在。
畑先生が何の意味もなく王玉というキーアイテムを持たせておくとは考えにくいので
終盤までに大きく動くタイミングがあるはず。
しかもハヤテに対して想いを寄せているキャラが結構な人数いるのがまた困りもの。
などと思っていたら――――
よく言った!!
ハヤテは鈍感なのでこうしてはっきり言わないと話にならない。
まあ、鈍感な部分に関してはそうでもないと誰かととっくに付き合ってる可能性が出て
色々と伏線張ってられなくなるからだと思うのだけれど。
そして数少ない告白したというアドバンテージをここで再度、有効活用する西沢さん。
個人的にはナギと突発的なイベントを経て恋人同士になられるくらいだったら
ちゃんと面と向かって告白もした西沢さんの方がどう考えてもしっくり来るのだが……。
良かった。
さっきの部分だけだとあまりにハヤテが非人間的すぎるし。
それにしても、この西沢さんのヒロイン力は素晴らしいね。
ナギとは大違い。
そりゃ、確かにマリアさんならそういうオチで片付きそうだし一見、問題ないようにも思える。
しかしながらこの作品、伊澄さんが初期の段階で、もしマリアさんがハヤテを好きになったら大変な事になると
解釈できる発言をしており、マリアさんが万が一にもハヤテに恋愛感情を抱いて争奪戦に入って来ると
非常にややこしい事になるのは火を見るより明らか。
しかし、ハヤテはナギのためと考えて良くも悪くもこのまま突き進みそうな勢い。
そもそもナギの勘違いがそろそろ解消されそうな空気も漂い始めているので、
どちらかというと、そっちでロイヤル・ガーデンへの道が開きそうなのだが……。
終盤に向けて事態が少しずつ動いているハヤテのごとく!
今後の動きにも注目です