ストライクウィッチーズ2 第9話 「明日に架ける橋」 感想


ストライクウィッチース2 第9話の感想です。
どうにかペースを上げたいのだけれど、なかなか上手くいかない……。
やれるだけの事はやって何とか頑張ります。







休日に故郷ガリアで復興活動に従事するペリーヌ。
新しく建造されたであろう小学校も完成間近で満足げなペリーヌだが、友達が学校に来れなくなったと地元の子供から訴えられる。
どうやらネウロイの攻撃によって橋が壊れた事で、その子の友達が学校に来れなくなったらしい。




後日、出撃の際にネウロイを撃破するものの、子供達と橋の事を考えて暗い表情のペリーヌは家宝のレイピアを売却してでも橋の復興資金を得ようかと思い詰める。
以前、ペリーヌは給料を全てガリアの復興支援の為に寄付しているという描写があったが、故郷を想う精神は人一倍強いのだろう。
生家であるクロステルマン家は貴族らしいので、ひょっとしたら故郷復興のために尽力するのがノブレス・オブリージュの一環であると考えているのかもしれない。



ノブレス・オブリージュは“貴族の義務”とも表記され、エマ、黒執事ロンド・リーフレット等、ヴィクトリア朝時代のイギリスを舞台にした創作物等で目にした人も多いのではなかろうか。

代表的な例としては孤児院への出資があったはずだが、そこまで専門的知識があるわけではないので、詳しくは下記を参照されたし。



■ノブレス・オブリージュ











そんなある日。
ウィッチ隊のメンバーは海に行く事になる。


はしゃぐルッキーニとシャーリー。
エーリカに振り回されるトゥルーデ。
砂浜に座ってただ海を眺め続けるサーニャとエイラなど、過ごし方は人それぞれ。






そんな中、芳佳、リーネ、ペリーヌの三人は海に不時着した際の訓練をさせられていた。
一期を思い出すね。




何とか訓練を終わらせた三人。
遊んでいたルッキーニが海中で発見した宝箱の引き上げを行う事に。


「昔から海上貿易が盛んだった地域なんだから宝箱があってもおかしくはない」


と推測するペリーヌ。
宝箱が沈んでいたのは海岸から物凄く近い所で、船はそんな所を航行しないような……などと思ったが、そこらへんはご都合主義って事で一つ。




引き上げた宝箱をピッキングでこじ開けようとするルッキーニ。
中身を橋の復興資金に充てようとするペリーヌだが、あまりに鬼気迫るその様子は端から見たら凄く金に汚い女にしか見えなった
ペリーヌファンの人すいません。





宝箱は、この手のお約束でマトリョーシカ仕様。
開けても開けても出てくる宝箱を開けまくって出て来た最後の箱には謎の地図が入っており、宝の地図に違いないと確信した芳佳達は地図に従い、近くの洞窟を探索する事に。




「分かりましたわ。ここから真っ直ぐに進めば安全と書いてありますわ」


と自信満々に宣言して蛇で満たされた落とし穴にハマりかけるペリーヌ。
お約束だな。
というか、いかにも怪しげな洞窟を無警戒で進むなよ……
こういう扱いは、プライドが高いお嬢様キャラのペリーヌだからこそ映えるな。




一方、芳佳達の姿が見えない事に気付いた坂本さん、ミーナ中佐、トゥルーデ、エーリカ、シャーリーの五人は芳佳達を追う形で洞窟の探索を開始。



地図がないので仕方ないが、芳佳達とは別ルートで進む五人は足を進めるうちに朽ちた暖炉とその上に置かれた巨大な壷を発見する。
その手の物に興味のないエーリカが背中を預けた途端にこれまたお約束のようにトラップが発動し、壷がミーナ中佐に向かって落下。
坂本さんがとっさに突き飛ばしてミーナ中佐は助かるが、坂本さんが壷の下敷きになってしまう。
何かが潰れるような鈍い音と飛び散った紅い液体に最悪の事態を想定し、恐慌状態に陥るミーナ中佐。





かつて恋人を喪った経験があり、そこから大切な人を喪うまいとして来たミーナ中佐にとって、坂本さんの生死の危機ともなれば平静を保てなくても無理はない。

自分がきっかけでとんでもない事になったという理由からミーナ中佐以上に顔面蒼白なエーリカが見守る中、トゥルーデが壷を粉砕。
ミーナ中佐が血だと思っていたのはワインだったという事で、一件落着――かと思いきや、ワインに浸かって酔っ払った坂本さんがミーナ中佐にキスをぶちかますという事態に。
気絶したミーナ中佐を残し、奇声を上げて洞窟を疾走する坂本さん。





ペリーヌ「何、今の不気味な声は!?」

お前の憧れの人だよ




みんな、隠れよう!(キリッ


と、リーネの巨乳に顔を埋めながら真剣な表情で告げる芳佳。
海でいた時もリーネの胸を凝視してたっけ。
芳佳ってたまに、こういう露骨な視線とか行動に出てるな。






奇声(をあげる坂本さん)に怯みながらも、ここまで来て諦められないペリーヌの先導で洞窟をさらに進んだ芳佳達は巨大な石像が鎮座する大広間に到着。



で、これまたお約束ながら、動き出す石像。
ペリーヌの固有魔法の電撃で(時間の都合もあって)あっさり撃破される石像。
石像に生半可な電撃って効くのだろうか、と思ったが気にしてはいけない。





番人であっただろう石像を撃破し、目的地に到達したペリーヌが発見した“お宝”はハーブや胡椒。
大航海時代には莫大な価値があっただろうが、今となってはさしたる価値があるとは言えないものばかり。


膝を折るペリーヌを何処からともなく出現した坂本さんは励ましの言葉をかける。


「泣くんじゃないペリーヌ。大切なのは気持ちだ。お前のそのガリアを想う気持ちこそが一番、大切な宝なんだ」



酔ってなけりゃ完璧だったのに…………





基地に戻ったペリーヌに子供達からの手紙が届く。
そこには木で補修された橋の上からピースサインをする子供達の写真が同封されていた。



(皆で力を合わせて作った橋。これが本当の復興なのかも知れませんわね)



と感慨深そうに胸中で呟くペリーヌ。





そして、砂浜で体育座りして落ち込むミーナ中佐が一瞬、映って終了。








もうミーナ中佐このまま扱い悪いままなんだろうか…………