凄まじく遅くなりましたがストライクウィッチース２ 最終回の感想です。
攻撃能力を失った大和の魔道ダイナモを再起動するため突撃する坂本さん。
それに対し、銃を向けてでも止めようとするミーナ中佐。
しかし、ウィッチの面々で魔力が残っているのは戦闘を魔力の関係でこなせていなかった坂本さんのみ。
「私は嬉しいんだ。こんな私にもまだ出来ることが残ってる。
５０１にいる事が出来る。１１人の仲間でいられる」
あまりにも危険な状況でありながら、満足げな笑みを浮かべる坂本さんを言葉ではもう止められないと悟ったのかミーナ中佐は道を譲る。
「必ず帰って来て！ これは命令よ」
と悲痛な声で言いながら。
見ている時に副管理人の脳裏をよぎったのはHELLSINGでウォルターがインテグラに同じような事を命令されたシーンでした。
加えて大和へ突撃する坂本さんが
「私は結局、戦場でしか生きられない武士（もののふ）なのだ……」
などと言っている時点で死亡フラグの匂いしかしないとは、まさにこの事。
そんな危惧を余所に大和へ辿り着き、魔道ダイナモを再起動させる事に成功した坂本さん。
「これが武士の生き様だ！！」
との凄絶なまでの叫びと共にネウロイの巣へ叩き込まれる大和の主砲。
零距離で炸裂した渾身の一撃はネウロイの巣を完膚なきまでに粉砕。
至近距離で爆風に巻き込まれた大和も奇跡的に無事で、一件落着――となるかと思われたのだが、出現したのは大和にくっついた直径数キロはあろうかという巨大なコア。
そしてコアを守るかのように次々と出現する新手のネウロイによって攻撃を受ける艦隊。
さらに不味い事に意識を失った坂本さんがコアに取り込まれている事も発覚。
「坂本少佐を救え」
と言いながら、当の坂本さんが取り込まれてるコアに向かって一斉に砲撃するのは流石にどうかと思ったが、コアは坂本さんの魔力を利用してシールドを展開し、物理攻撃を完全に防御。
この点に関して一部では
「もう僅かしか残っていない坂本さんの魔力を利用したところで、まともにシールドが張れないのでは？」
という疑問の声もあったが、恐らくシールド展開のメカニズムのみを利用し、展開魔力自体はネウロイのコア自身から供給されているとかそんな所だろう。
鍵だった大和のネウロイ化でも殲滅できず、さらに艦隊の砲撃がシールドに阻まれ効果がない状況。
そんな絶望的な状況で芳佳の脳裏をよぎったのは「真・烈風斬」の存在。
そして、「真・烈風斬」さえ使えれば、どんなネウロイも粉砕できるという坂本さんの言葉だった。
もう芳佳に殆ど魔力は残っていない。
だが、それでも、上手く飛べずに何度か地に身体を打ちつけながらも気合いで空に舞い上がった芳佳。
無理に飛んで駆け付けた芳佳に
「倒す事など不可能だ。もう諦めろ」
と言う坂本さんに対し
「ウィッチに不可能はありません！！」
といつもの坂本さんの決まり文句で返す芳佳。
同じく魔力が殆ど残っていない極限状況であるにもかかわらず、援護に来てくれた他のみんなの援護を受けて大和の甲板に突き刺さったままの烈風丸を引き抜き、全身全霊で放たれた烈風斬はネウロイを今度こそ完全に粉砕。
このあたり、単に気合いとご都合主義でどうにかするのでなく、
決して諦めない
という主人公の姿勢とそれに影響を受けた仲間が共に限界を超えて敵を倒すという非常にいい流れだったと思う。
何やら死亡フラグが漂っていた坂本さんも死なず、ハッピーエンドで迎えた最終回。
「真・烈風斬」を放った事で芳佳は魔力を使い果たしたが、それによる“ロマーニャ解放”という成果は決して小さい物ではなかっただろう。
ただ、もう飛べなくなったという事は、何らかの要因で
「使い果たしたはずの魔力が戻った」
という展開にでもならない限り、芳佳が主人公という形での新たなストライクウィッチーズはないという事になる。
このあたり、ファンがどう受け止めているのかに関しては賛否両論あるらしい。
エンディングではマルセイユのように、５０１以外の部隊のウィッチ達が顔見せしていた。
芳佳が魔力を使い果たした以上、仮に第三期があった場合、彼女達が主役となる可能性もあるのだろうか？
何やら５０４航空団（で、いいよね？）のウィッチにＣＶ：水橋かおり的なウィッチがいたので、ちょこっと期待。
最初はちょっとした思い付きで始めたストライクウィッチーズ２の各話感想記事ですが、何かと遅くなったりと若干、ペースの乱れもありましたが、結果的に最後まで到達できて良かったと思ってます。
次の予定は余裕があれば、というのが大前提になりますが、ドラマ相棒の各話感想を載せれたらいいな、とか漠然と思ってます（放送まであと二日とかですが）。
まあ、期待半分くらいでお待ちいただければ幸いです
