ストライクウィッチーズ2 第1話 「再び空へ」 感想



関西では今週から放送が開始されたストライクウィッチーズの第二期。


1話を見たので軽く感想なんぞを書いてみる。


月曜深夜に放送されたのに、ブログに書くのが金曜日なのはあまり気にしないで下さい。








まずはキャラクター。
前期と同様に、第1話が導入部分なので、ごく一部のキャラしか提示されなかった。



冒頭で前期の主要キャラクターが本作の敵であるネウロイに立ち向かうシーンが1分程度、提示されていたのは全員が出揃うまでに少し時間がかかる事に対して用意された他キャラのファン向けの措置だと思われる。






出発のきっかけが死んだはずの父からの便りという点は同じだが、前期の芳佳が民間人としての欧州行きだったのに対し、第二期に当たる今作では既に戦場を経験した身であり戦地へ赴くのは戦力としてである事が分かった上での出発であるため、日常との決別とも言うべきシーンに割かれる尺が長かったのだろう。







ただ、このシーンを見ていて思ったのは、やはり世界が違うのだと言う事。

第一期で既に戦場を経験し、何とか無事に帰ってきて半年。
死の危険もある戦いの場へ、まだ十代半ばの少女が自ら進もうとする。


ストライクウィッチーズの世界ではウィッチとして魔力を運用できるのは大半が十代だという世界観だからこそ、あり得る設定ではあるものの、非現実的だ。


少なくとも自分がその立場に置かれたら同じ選択が出来るとはとても思えない。








そうそう、放送前に一部で懸念されていた坂本さんの声優変更に関しては、殆ど違和感を覚えなかった。

声優変更と言うのはある意味、大きな懸念を呼ぶ可能性があるだけに、これを上手くパスしたスタッフの努力は評価されていいだろう。

無論、坂本さんのファンからしたら


全然、違ぇよ!!



と嘆きの声が上がっているのかも知れないがミーナ中佐しか見えていない空間歪曲には分かりませんでした。







ストライクウィッチーズと言えば



「パンツじゃないから恥ずかしくないもん」



のフレーズで有名だが、冒頭の戦闘シーンで露骨なカメラワークが何ヶ所かあった。


スタッフは色々な意味で視聴者にサービスしようと言うつもりなのだろう。
ある意味、素晴らしい姿勢だと思う。




まあ、空間歪曲は


「見えた!」


にはあまり興味ないのですけれど。









途中、ストライカーユニットを勝手に使用して坂本さんに追いつこうとする芳佳に対して




「え、それって軍の備品だから無断使用って重罪なんじゃ……」




とか思ったが気にしない気にしない。
よく言えば真っ直ぐ。悪く言えば無鉄砲に見える芳佳の性格の提示としては分かりやすいと言えるだろう。




芳佳の欧州行きを最終的に決めたのが友達であるリーネからの救援要請だったというのは第二期でも友情や仲間意識がしっかり描写される布石だろうか?






第1話がネウロイの出現した所で終わったので、ほぼ間違いなく第2話では戦闘シーンから始まるのだろう。




今回も1クールなのだとしたら、12話ないし13話で上手くまとめた第一期の再来になるかが注目すべきポイント。




第一期では紹介の意味も込めて各キャラクターにスポットライトを当てる必要があったのだろうが、第二期ではその必要がなくなったわけで、本筋に回せるだけの尺の余裕もあるだろう。
より奥深いシナリオ展開になると期待したい。






ありそうなのは、魔力の減退問題か。

前期で(そして間違いなく今期でも)坂本さんが陥っていたこの問題だが、年齢の近いミーナ中佐が同様の問題に直面する可能性は高い。


戦場はゲームとは違う。
防御シールドが張れないのを「当たらなければどうという事はない」などと片付けられるわけではない。
戦闘機や戦艦を破壊する威力のあるものが直撃すれば第一期の坂本さんのように致命傷を受けるのは言うまでもない。

ミーナ中佐は戦場に出ず後方支援に当たるケースがあるのでまだ安心なのだけれど。








なお第二期放送開始にあわせたのか、角川スニーカー文庫からは小説版の4巻が出ている。

小説版はアニメにないオリジナルストーリーも収録されているので興味ある人はそちらに手を出してみてもいいのではないだろうか。




始まったばかりのストライクウィッチーズ2。
余裕があれば1話ずつ感想を上げて行きたいと思う。





最後にこれだけは言っておこう。








空間歪曲はミーナ中佐を全力で応援しています!












ストライクウィッチーズ Blu-ray Box

ストライクウィッチーズ Blu-ray Box