ストライクウィッチーズ2 第7話 「モゾモゾするの」 感想


ストライクウィッチース2 第7話の感想です。






早朝の本拠地。
木に集まる昆虫を嬉々として集めるルッキーニが“綺麗な虫”を発見する。
だが、それがネウロイにしか見えない事に関して視聴者が何人、画面にツッコミ入れたか定かではない。




なんて言うか、ほら、あれだ。
ルッキーニは子供だから注意力散漫だし、気付かなくても仕方ないってことで。
もっと言ってしまえばルッキーニがその場で気付いて倒してしまったら、それ以上、話が続かないので仕方ない。
極端な話、これも尺の都合の一例だと言えるだろう。







一方でミーナ中佐がネウロイをあと一機、撃破すれば勲章だと発言した時点で今回のオチが読めた。


たまにあるが、オチまでの分かりやすい布石を用意(あるいは序盤でオチを提示)しておいて、そこまでどう持っていくかを描くパターンの回だった。
言い方を変えるなら
「視聴者のみんな、ラストは分かってるだろうから、キャラクターのドタバタを楽しんでね」
というスタッフの意図が見え隠れするかのようでもあった。






さらに今回は前期にも用意されていた風呂回だったが、日光と湯煙のブロックの鉄壁さに何故か笑ってしまった。
どうせDVD版では修正されるんだろうな、と考えてしまうのは自分がダメな大人になったからなのだろうか? と非常にどうでもいい事を思ったり。




だが、入浴シーンで満足した何割かの視聴者をさらなる衝撃が襲う!!



虫(と芳佳達は処理したがネウロイ)がリーネの下着の中に入り込んでいたのだ。
反射的に下着を脱ぐリーネ。




「ズボンの中に虫が!!」




たぶん、ここで視聴者のツッコミが多量に入ったことだろう。



やっぱりパンツじゃなくてズボンで通すのか!! と





下着をズボンと呼ぶのはまあ、世界観的な物だとするにしても、ここで新たな疑問が浮上する。
我々の世界におけるパンツをズボンと呼ぶなら、ズボンは何と呼ぶのだろうか、という事である。
設定に詳しい人のコメントお待ちしております。






そこからしばらくは虫がパンツからパンツへと入り込み続け、虫に入られたキャラが騒ぐ。
というパターンが延々と繰り広げられ、虫――もといネウロイを追い掛け回すストライクウィッチーズの面々。


他のキャラには
「脱がないと!!」
と言っておきながら、いざ自分の所に虫が入ったら脱ぐのを全力で拒否する芳佳に釈然としないものを感じたりしたけれどスルー推奨。


途中、エイラがダウジングで反応が出たためにサーニャの下着に手をかけた所でサーニャが起きる、というベタな流れもありつつ、騒ぐだけ騒いでようやく虫がネウロイだと気付く一同。




最後の最後、ミーナ中佐の下着に入り込んだ虫を捕まえようとペリーヌが思いっきり下着を引き下ろし、悲鳴を上げたミーナ中佐が引き上げた下着に挟まれてネウロイ消滅、という酷いオチがつく。





なんていうか、6話の時の次回予告の時点では


「次はミーナ中佐が主役!  何と言う俺得な回だ!!」


とか思ってたが、そんな事はなかった。

6話が神回だったのに対し、今回は見る人からすればギャグ的な方面で神回だったのだろう。
シリアス神回の次にギャグ神回を持ってくるあたりに少女革命ウテナを思い出す。
ウテナの6話(ギャグ回)、7話(シリアス回)、8話(シリアス回)の流れは本当に凄い。
気になった方は見てみるといい。





次回は「翼をください」というタイトルで予告部分のナレーションから判断して、芳佳が一時的に飛べなくなるのではないかと予想。
何にせよ1クールで上手くまとめるので次も話の流れとしては重要な回。
要注目である