ハヤテのごとく！　第２７４話　「にゃにゃにゃにゃにゃーん」

ハヤテのごとくのレビューをします。
前回に比べると、見違えるような速度で完成したレビュー。

まあ、ネギまとか金田一とかＭＩＸＩＭ☆１１とかケンイチのレビューせずにハヤテだけやってりゃむしろもっと早くてもいいくらいなのだろうけど……。

すいません、徐々に頑張ります。

「とりあえず晩ご飯を作ろうと思う！！」

ナギのそんな一言で始まった今週のハヤテ。
ああ、無茶しやがって……。

ほらほら。枠外にも

“料理。それはラブコメにおける軽い死亡フラグ
ハヤテとマリア不在のお泊まり会に、にわかに暗雲！！”

って書いてるじゃないか。

そしてハヤテがラブコメだったと再認識する私そして君。

ナギが料理できないのは過去に作った料理に洗剤だか何だかを投入していた点からも明白。
料理しそうにないキャラが料理して上手くいく例は少ない。

「そんなん火事か爆発オチにしかならへんねやから、やらんでええんとちゃうの？　ギャグまんが的に」
「ギャグまんが的とはなんだ！！　ギャグまんが的とは！！　するか！！　そんなわかりやすい失敗！！！」

爆発しました。

ナギ達の晩ご飯のため、屋敷へと戻る事にしたマリアさん。
残されたハヤテだが、どこからともなく響く

（執事だ）
（執事が来た）

という声。
前々回、野良猫で片付いたかと思われた殺気にも似た怪しい気配。
ここには一体、何が眠っているのか……！！

と、ここでシリアス路線に戻ったかと思いきや、ハヤテが空腹を覚えたので台無しに。
カップラーメンの淋しい夕食を買って帰宅途中、泉とヒナギクさんがハヤテと出会う。

健康面を考えてヒナギクさんに料理を作らせようとする泉。

そこでよせばいいのにハヤテが
「新しいお嬢様の家、なんかちょっと奇妙な感じですし」
と口を滑らしたばっかりに泉がムラサキノヤカタに興味を抱くハメに。

同時刻。
三千院家。

マリアさんのカレーを食べながら唐突にナギが紫子さんの事を思い出す。

紫子さんは、アパートに住んでいた猫に自分は将来、タワーマンションを建ててクラウスさんと結婚する事。
だが、自分が病気の治療のため海外に行っている間にクラウスさんが浮気するかも知れない。
だからもし執事が女を連れ込んだらキツくこらしめて欲しいとお願いしたとの事。

３０年も猫は生きられないから、いたとしたら化け猫だろうな、と呟くナギ。

一方、その頃、アパートに到着した泉はヒナギクさんが料理している中、建物内を散策し始める。

遊んでないで手伝えよ！！

と思ったのは空間歪曲だけじゃないはず。

と、その時

（女だ）
（女を連れ込んだぞ）
（執事が）

という声がどこからともなく響く声。
今度こそ状況が緊迫するかと思われたのだが、泉には単なる猫の鳴き声にしか聞こえなかったと言う酷いオチがつく。

声の発生源は紫子さんとの約束をした猫（今や化け猫）とその配下らしき野良猫達。

全く効果がない現状に焦りを覚えるが、そこへ来た新入り猫に

「三角関係はラブの基本」

だの

「浮気とケンカは江戸の華」

だのと吹き込まれた化け猫が怪しげな行動に出る。

その新入り猫がシラヌイだったけど、気にしてはいけない。

化け猫の暗躍から間もなく、その場に突如、響き渡った泉の悲鳴。
駆けつけたハヤテとヒナギクさんが見たのは猫耳と尻尾の生えた泉の姿。

両者は
（なんだろうあの耳）
と思いながらあえてスルーという賢い選択。

いつぞやのメイド服といい、どうにも泉はコメディ色が強い印象を受けるな。

スルーされたと気付かないまま泉（猫耳）は怪しい笑みを浮かべる。
これは泉に化け猫が憑依したとかそんな所だろうか？

数回前のロバ耳といい、獣耳ネタが多めな気もするが、需要としては多いので別に問題はないだろう。
空間歪曲個人は獣耳派じゃないのだけれど。

そして注目すべきは三角関係（仮）に泉がチョイスされていると言う点。
泉は幼少時にハヤテと出会っていたり、好意を抱いているかのような描写があったりで、実はハヤテ争奪戦に参戦してもおかしくないキャラ。

ここで、彼女を持ってくる事には何らかの意図がある気がする。
単にこの件だけで泉が準ヒロイン化とまでは言わないが、ステップの一つとしてイベントが用意されている気がする。

まあ、問題は憑依されてる間の記憶がないから泉の意識改革は限定されてくると言う所だろうか。
例えばよくあるパターンだがキス直前で意識を取り戻すとか。

もう一つの側面は泉の行動に危機感を覚えたヒナギクさんが積極的なアプローチをしようとする点だろうか。

ただ、新居関連の山場が動いているのに加え、コメディ色の強い流れで告白は流石にないだろうから、ギャグ主体になりそうだけれども。

ところで、カレーで爆発と言うと少女革命ウテナのカレーなるハイトリップを思い出すんだけれど、自分だけだろうか？