我間乱 修羅 第191話 「幕府と天兵」 感想

副管理人の空間歪曲です。
今回は我間乱 修羅 191話の感想になります。
 
 
 
会場を取り囲んだ限解天兵の襲撃を受ける伊織や我間達。
 
 
利虎と真さんからしたら会場にいたばっかりに攻撃されて迷惑極まりないのだけど、
いくら限解天兵と言っても推定名無しの雑兵枠にそうそう後れを取る二人ではないはず。
 
ちなみに真さんはともかく、付き添い枠で来た利虎って刀持ってたっけ? 
と思って確認してみたら善丸・誉戦が始まった時にちゃんと帯刀してたので一安心。
 
 
 
そして絶対に死ななそうな土龍・東条の二人。
 
この二人に関しては単体でも強すぎるのに、
それが固まって一緒にいるんだから敵からしたら最悪としか言いようがない。
 
この手のモブ達は肩書がどうあれ相手の力量を正確に測る能力が欠けているのがお約束なので
かすり傷すら負わせられずに死んでも不思議はないですね。
 
 
 
そんな中、半次郎が

「やっぱり来やがった」

と発言してるのが少し気になります。
 
 
単に三回戦の前に渋沢が言っていた
「大きな動きがある」
に関連しての事なのか、他に何か思う所があるのかどうか。
 
現時点では半次郎は天地の型のために出てきたみたいなキャラになっていて、
それが三回戦にいるのは渋沢の言う最後まで見届けるとかではなく、
何かもう一つくらい役割を持たせそうな気もしてます。
 
 
 
そんな中、将軍に向かって羅門さんが
 
「この幕府は我々がいただく」
「最後くらいは潔くお願いします」
 
と告げていた所に乗り込んで来た忠家。
 
 
兄上は俺の獲物だから勝手に殺すな。
お前も獲物だと羅門さんに宣言。
 
個人的に将軍殺害は幕府獲る上で必要だからそうしようというだけで、
幕府が獲れるなら別に誰に殺されてもいいやくらいの考えでいる可能性もあるなと思ってました。
 
とりあえず将軍もちゃんと殺す枠に入ってる模様。
 
 
一方、羅門さんは忠家から殺意を向けられてもどこ吹く風。
 
どうしても私を殺したいなら、まずこの者たちを殺してみろと、
これまた力量差を把握できていないモブ枠の天兵を向かわせ、あっさり殺される始末。
 
忠家が
「俺が兄上を守り続ければ、戦わなければならなくなるのはお前だ」
と告げるも、そう上手く行くかな? と余裕の表情。
 
 
(天兵の思惑は!?)
 
 
というアオリ文で締めくくられて191話は終了したわけですが、
羅門さんが、上位でもなさそうな限解天兵数人で忠家が殺せると思うはずがなく、
無駄に手駒を減らしたようにしか見えないのだが、そんな無意味な事するかという疑問が残る。
 
もっと言うなら三回戦に残ったのは間違いなくトップクラスの強者ばかりで、
そんな連中と部下の力量差を羅門さんが理解していないとも思えないし、
本当に我間たちを始末したいならもっと上位の実力者を揃えるはず。
 
そもそもの話、ずっと将軍のすぐ隣にいて、忠家が来てからでも余裕で殺せたはずなのに
何もせずに将軍を殺しやすい立ち位置を手放したようにしか見えない。
 
まあ、上位者云々に関しては、最終的に返り討ちにされた場合、
限解天兵という集団の存続が危ぶまれるので温存した可能性があるにはあると思うのですが
全体通してみるとやはり違和感しかない動き。
 
 
 
ちなみに次の192話が「最後の使命」なのですが、
柳楽さんが動くパターンになる気がしてます。
 
今回、冒頭に我間と同じコマにいただけで、どういう動きをしてるのか全く描写されてなかったですし。
 
幕府側の戦力だったはずの限解天兵が寝返った今となっては、
会場内にいる人間で将軍側の立場の人間ってもう柳楽さんしか残ってないんですよね。
 
あれだけ酷い仕打ちをされて、なお忠誠心残ってるか際どい気もするんですが、
性格を考えると最後まで忠義を貫き通しそうですね。
 
そうなった場合、状況がどうあれ忠家は敵なので柳楽さんの乱入はあり得る流れ。
今までは羅門さんがすぐにでも将軍殺せる位置にいるのでどう頑張っても間に合わなさそうだったんですが、
今回、羅門さんと忠家がやり取りしてたのもあって、将軍の所まで行く時間が出来た気がします。
 
ただ、柳楽さんは手負いな上に毒も回ってコンディションは最悪。
名もなき天兵くらいは斬れても羅門さんや忠家相手にしたら死ぬ未来しか見えない。




大きく状況が動き、まだまだ目が離せない我間乱 修羅。
 
次回も楽しみです