ストライクウィッチーズ2 第2話 「伝説の魔女」 感想

ストライクウィッチース2 第2話の感想を書きます。
まだ第2話だけど、このまま最終回まで突っ走れればいいと思う。




例によって金曜日ですが、別に金曜日更新と決めてるわけじゃなくて、理想は火曜日更新(関西では月曜深夜の放送です)。
金曜なのは単に空間歪曲が寝落ち――いや、なんでもないです。









今回は前話からの続きと言うこともあり、序盤からネウロイが出現する緊迫した状況からスタート。


ヴェネツィア艦隊が攻撃するも、大型ネウロイには効果的ではなく、逆にビームを受けて次々に戦闘不能に。
あわや全滅と言う所で芳佳が出撃し、ネウロイを彼らから引き離すのだが、この時、






 芳佳「今のうちに逃げてください
指揮官「馬鹿な事を。君一人に任せて逃げるなどと……
副官「我々には殆ど攻撃能力が残っていません
指揮官「分かった。我々は足手まといなだけだな




という会話が繰り広げられる。


部隊の指揮を任せられるだけあって、指揮官はそれなりに歳経た男性なのだが、この手の流れでは







我々を舐めてもらっては困る
とか
馬鹿な。敵に背を向けて逃げ出す事など出来ん





などと妙なプライドや軍人意識を燃やして事態を悪化させる場合もあるのだが、今回登場したヴェネティア艦隊の指揮官はプライドなどに振り回されることなく、的確な状況判断を下せる良識人だった。



これは前期の序盤でも同様なのだが、今期も前半で良識的な人物を出し、後半はプライドを優先させるダメな人物を出す流れになりそうだと、ふと思った。






芳佳が来た途端に


「ウィッチ来た、これで勝つる!」



と言わんばかりに歓喜に沸き立つヴェネツィア艦隊の皆さん。


第二期から入った視聴者でもウィッチという存在がネウロイと言う人類の脅威に対する切り札として信頼されているという設定が分かるような提示で、意図しているかは定かでないがスタッフが親切な造りをしているのが印象深い。






艦隊の撤退時間を稼いだ芳佳が目にしたのは輸送機(だっけ? 兵器関係にはあまり詳しくなくて申し訳ないです)の上に立ってネウロイに向かう坂本さんの姿。




接近できるだけ接近した坂本さんは刀を手に輸送機から跳躍。
敵の接近を察知したネウロイがビームで迎撃するが、坂本さんは信じがたい事に魔力を纏った刀でビームごとネウロイを切り裂いて撃破。





恐らく視聴者の大半がねぇよ、と心中で呟いたことだろう。




だが、そんな流れも束の間、ネウロイが再生能力&コア移動能力持ちであることが判明し、芳佳が再出撃するものの、致命打を与えられず。




そこへシャーリー&ルッキーニを皮切りに集まるかつての仲間達。

ありきたりと言えばそれまでかも知れないが、主人公達の危機に散り散りになっていた以前の仲間(あるいはかつての敵)が集まり、協力して立ち向かうという流れは見ていて爽快さがある。







戦闘区域で交戦中なのに再会を喜んでネウロイの方を全く見てない芳佳とリーネに対して



頼むからもっと緊張感持ってください



と言いたくなったが、まあ、いいや。







ミーナ中佐の合図で一斉攻撃を開始するストライクウィッチーズ

圧倒的な攻撃力の前にネウロイの装甲が次々と破壊され、コアが露出。


そこへ新型ストライカーユニットに乗った坂本さんが颯爽と登場。
ビームを高速機動で回避してコアごとネウロイを一刀両断して今度こそ戦闘は終了。





坂本さん「ウィッチに不可能はない!!


笑いながら言い切る姿が坂本さんらしさに満ち溢れていたと言えるだろう。










今回は最後まで見れば坂本さんの復活を描いた回だった。


魔力の減退でシールドが貼れなくても新型ストライカーユニットから来る機動力と、魔力を纏った日本刀でビームを切り裂く事で十二分に戦える事を証明した形だ。



無論、日本刀を武器にしているという下地があったからこそ活用できる設定だろう。

前期でもスペック高かったエース組が新型を装備してどれくらいパワーアップするのかも地味に気になる所だ。







さて、次回は芳佳とリーネ(ペリーヌも入る模様)の修行回らしい。

修行は戦闘描写がある作品における必須イベントと言っていいだろう。
第2話で芳佳の魔力が成長している描写が挟まれていたが、性格が性格なので状況如何では不安定になる可能性もまだまだ残っているわけで、修行ないし特訓は必須事項だろう。







キャラクターが強くなればなるほど強い敵を出せるわけで、そうなれば当然、盛り上がりも増すというもの。


力のないキャラクターが努力して強敵に立ち向かう展開もいいが、ストライクウィッチーズはトゥルーデを筆頭にエース級のウィッチもいるのでバランスを取るなら前者だろう。




目に見える成果がなくても僅かなスペックアップが大きな成長を促すケースも多いので、今後どう影響するか注目して行きたい