ハヤテのごとく! 第276話 「ニャーン」

ハヤテのごとくのレビューします。







その昔、泉に憑依中の化け猫がまだ捨て猫だった時に交わした紫子さんとの約束。




「アパートに執事が女を連れ込んだら懲らしめる」という約束を守るために泉の身体を借りて果敢に攻撃を仕掛ける化け猫。







と、そこでヒナギクさんからストップがかかる。



「別に私…ハヤテ君とイチャついてなんかいないんだけど…」



予想もしていなかったのか、そう告げられ一瞬、ひるんだ化け猫だったが





「お前は執事の事がスキなんじゃないのかにゃ!!」




と反論。



ヒナギクさんはハヤテに対して恋愛感情を持っているが、未だ告白には至っていない。



図星を指されて動揺するヒナギクさん。



よもや無意味と見えた三角関係編(仮)で大きな流れを作るつもりか!?




と思いきや、ここで空気を読まないハヤテが



ヒナギクさんが僕の事スキなわけないじゃないですか!!」



と発言。




シリアスになったかと思ったらこれだよ!



あんだけ天然ジゴロっぷりを発揮しておきながら鈍感とか性質が悪すぎる。





ハヤテはさらにヒナギクさんに対して



「僕の事スキじゃないですよね!!」



と迫る。




とてもじゃないがNoとは言えないヒナギクさんとハヤテのやりとりを見た
化け猫はイチャイチャしてると判断し、再び襲い掛かってくる。












とりあえず、押し問答はさておく事にしたヒナギクさんは泉を化け猫から解放するため言葉での説得を試みる。



「あなたの願いはいったいなんなの!?」


問われた化け猫の脳裏をよぎったのは紫子さんの姿。


化け猫になってまで約束を守ろうとした。


その奥底にあったのは


「私の病気が治ったら、ここにタワーマンションを建てて、一緒に暮らそうね」


という紫子さんの言葉。



いつか紫子さんが戻ってくると信じてずっと待ち続けた。


ただ、一緒に暮らそうという言葉だけを信じて待った。



紫子さんが既に他界した事を知らない化け猫はただ約束を守り続けて30年もの間、ひたすら待った。



だが、ずっと待っているのに自分が約束した相手は来ない。







そこへ姿を見せたのはナギだった。


紫子さんの娘であるナギにかつての主人の面影を見た化け猫は長年の想いが叶ったからか泉の肉体から離脱。





最後はハヤテがヒナギクさんや泉を連れ込んでいたことに対して怒るナギ、という平和なオチがついて三角関係編改め化け猫編終了。






そして屋根の上で喜ぶ化け猫の傍らにはシラヌイらしき子猫の姿が。

ひょっとしてシラヌイはこの結果を導くために化け猫をけしかけたのだろうか? と思ったが穿った見方をしすぎだろうか?







そろそろ引越しだろうから、いよいよ本格的に新生活がスタートする。


今後の展開も見守って行きたい