副管理人の空間歪曲です。
今回はリブート版ラグナロク 第一章の感想です
感想云々の前に少しばかり前置きめいた事を書きますが、
かつて角川スニーカー文庫から刊行されていたラグナロクという作品は
副管理人が今でも一番好きなライトノベルです。
吸血鬼が好きになったのも、この作品に登場するレディ・メーヴェというキャラクターの影響だし、
その作品を評価する上で戦闘描写をある程度、重要視するようになったのもこの作品を読んでからです。
そもそも空間歪曲というHNですら、この作品に登場する吸血鬼(というかレディ・メーヴェ)の使用する
空間歪曲能力から来ているわけですし。
そんなラグナロクのリメイクならぬリブート版。
無印時代からのファン目線での凄まじく偏った、それこそラグナロク初見の人に向けた配慮が行方不明になったような
感想を書き連ねる結果になりそうですが、そのあたりは適当に流していただければ幸いです。
以下感想
かつての第一巻と言えば、
カルテイル戦
リロイ獣化
シャルヴィルト戦
アシュガン戦
終了
とまあ、ざっくりと言ってしまえばこういう流れです。
ヴァルハラが本格的に登場するのは三巻からだし、アイントラートなんて存在すらしていない頃。
それがリブート版になった途端、基本的な流れこそ同じだが
カレンが出る
スウェインも出てる
リゼルとレニーがもう出た
まさかのアグナルさんが早々に登場
と原作ファンには嬉しい内容。
個人的には名前だけでもレディ・メーヴェというかヘルの存在が語られただけでも素晴らしい。
リロイとカレンのスピード対決に至っては、
まさかここでこれが来たか!
と拍手喝采したくなるレベル。
原作ファン向けのサービスが供給過多だが、もっとやってくださいと言いたくなる。
ラグナロクという作品において何と言っても戦闘描写を語らないわけには行かないのだけれど、
あえて乱暴な言い方をするならば、スニーカー時代よりもインフレしているように思える。
最初は戦闘描写がより濃密になったことで攻防の激しさや緊張感が増しているのかと思っていたけれど
途中で発生したアグナル戦での描写を見る限り、以前よりもSS級の強さが底上げされている。
ただ、これだけSS級が底上げされると、その延長線上でSS級と同程度かそれ以上の存在はどうなるのか気になる所。
アズサ、マレーネ、ザックの三人と拮抗状態に持ち込めてたロゼリアさんはインフレするんだろうか、と言いかけて、
そもそも第一章時点では上級眷属がまともに戦闘してないので、そのあたりはシュタールとか出た頃にでも書きます。
そのアグナル戦が濃厚すぎたのか、終盤のカルテイル戦がどうにも短かったように感じてしまったのは残念。
原作のアグナルさんは四巻で早々にご退場となったが、今回は格上のまま引き分け。
再登場が今から待ち遠しい。
他にもリロイの容赦のなさが倍増してたり、細かい部分で注目すべき所はいくつかあるのですが今回はこの辺で。
第二章も既に投稿が開始されているし、なんだったら第二章・序だけでも感想書きたいくらいですが
そこはグッと抑えて今後の楽しみに取っておきたいと思います。
まだまだ始まったばかりのリブート版ラグナロク。
無印での伏線が回収される日を夢見つつ、今後も注目して行きたいと思います
ラグナロクEX.―THE OUTSIDERS (角川スニーカー文庫)
- 作者: 安井健太郎,TASA
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2001/12
- メディア: 文庫
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