史上最強の弟子ケンイチ 第398話 「弟子の意地」

 
 
今週の史上最強の弟子ケンイチのレビューをお届けします  
 
 
 
 

コーキンから繰り出された蹴りはかつて兼一を“殺した”技。
だが、恐怖はしぐれさんによって既に克服されている。
もう恐れる必要はない!!
 
 
 
結果的には真剣白浜捕りで防御に成功した兼一だが、コーキンの必殺の一撃の勢いを止められない。
 
そんな時、剣星の言葉が脳裏をよぎる
 
 
『己を捨て、あえて流れに従うことで、勝機を見出だすね!!』
 
 



兼一はコーキンの技の勢いを利用し、縦回転する事で必殺の一撃を防御する事に成功する。
これには流石のコーキンも驚きを隠せない様子。
 
 

「一つ間違えば後頭部も地面へ叩きつけかねない、こんなかわし方を実戦で使うとは!!」
 
 
「一つ間違えたら? ふん! ボクの人生……そんなことばっかりだよ!!」
 
 
兼一君、よくぞ言った!
 
 
 
 
 
コーキンを倒すため、師達の技を次々と繰り出す兼一だが、コーキンの鉄壁の防御はなかなか崩れない。
流水制空圏の第三段階を試み、コーキンに動きを合わせようとするも失敗し、カウンター気味に拳を喰らってしまう。
 
 
コーキンは叶翔に勝てても自分には勝てない、といつぞやのように兼一に告げる。
叶翔の名前、久しぶりに聞いたな。
 
 
 
「叶翔は心・技・体そなえた男ではあったが、“心”だけで言えばほころびがあったのも事実だ」
 
と言うコーキンに対し、兼一は二つだけ言っておくと宣言。
 
 
 
「第一に、叶翔はむかつくが、筋の通った男!! 心がほころんでなどいなかった!!」
 
「そして第二に、どーもボクは、お前の性格が大嫌いっぽい!! お前みたいな奴、もはや動きすら合わせたくもない!!
 
 
フッ、傷つくな
などと言ってみせるコーキン。
 
案外、お茶目な一面あるなコイツ。
あと、心がどうとかだったら、千影ちゃんの方がよっぽどほころびあると言えるような……
 
 
 

兼一「屁理屈は聞きあきた」
コーキン「いいだろう、今度こそ生き返ってこないように片付けてやる」
 
 
 
 
対峙する弟子たちに師達の想いが叩きつけられる。
 
『戦え! われらが弟子達よ!!』
 
 
いよいよ苛烈さを増そうとする弟子達の争いの周囲で繰り広げられるのはアパチャイとアーガードの死闘。

「どうやら弟子より先に、我らの決着がつきそうだな!!?」
 

共に必殺の一撃を放ち、また受けて少なからぬダメージを受けている両者。
一影九拳の一角ともなれば、かなり尺があるイメージはあったが、今回、どちらかと言うと、兼一がピックアップされている側面もあり、そこまで長々とやると、兼一の因縁の相手との戦い、という山場のインパクトが薄れる可能性もあるだろう。
 
 
  
間もなく400話を迎える史上最強の弟子ケンイチ
決戦が近いだけに次週も期待大。
 
 
 
 
個人的にはアレクサンドル・ガイダルが金田一の高遠さんばりに脱獄して岬越寺師匠と再戦して欲しいのだが……ないだろうな