はやて・夕歩ペアＶｓナギ・叶依ペアの対峙をどこか嬉しそうに見つめるひつぎ会長。
戦っている彼女達。それを見守るすべての生徒。
天地学園がまた一歩踏み出すのだと確信させてくれる。
この自由の中で
そんな中、壇上で相変わらず何かしら特殊な構えをしようと頑張った結果、某ライダーの変身ポーズとっちゃうはやてが自由すぎる。
構えに試行錯誤するのを止めたのか、変なポーズから一転、突撃するはやて。
それを見ていたナギに対し、一瞬で間合いを詰める夕歩。
ナギが目を離した僅かな隙を狙って瞬時に間合いを詰めた夕歩は凄いが、不意打ち気味の斬撃をきっちり回避してくるナギも凄いね。
「チビっ子！ 思いっきり遊ぼう！」
とはやてに呼びかける夕歩の表情が本当に楽しそうなのがいいね。
これで夕歩に惚れ直す人が続出するんだろうな。
先刻とは攻守逆転し、ナギが詰め寄るが、こちらは流れるような動作で払われる。
卒業イベントで紗枝がじゅんじゅんに宙を舞わされた点から見ても、かなりの実力者相手に決まるのは立証済み。
加えてやってるのは本家ともいうべき夕歩なんだから精度も上がろうというもの。
試合を見守る綾那、じゅんじゅん、ゆかりの三人は調子よさそうな夕歩に対し安堵するも、じゅんじゅんは体力が戻っていない事を懸念。
多少、リハビリはしているだろうけど、それでも長期入院してたんだから当然だろう。
それでもゆかりは問題なさそうなら、と立ち去る。
「両方共明日には当たるかって相手なのに和やかに応援してあげるほど人間できてないから」
と言い残して。
そろそろ綾那との対戦も近いだろうからなぁ。
この漫画は最終回どう終わらせるのかが全く分からない。
選択肢はいくつも提示されているが、そのどれを選ぶのかが見えない。
一方、観客席の桃香は珍しく複雑な表情を浮かべていた。
相手の変則的な剣の型。
それと遣り合うことが面白いというはやてだが、自分たちがその“面白い”中には入っていないという一種の疎外感。
そんな……。昨夜、桃香さんが御披露なさったスウェットパンツをかぶってのものまね
“ステルス戦闘機”で黒鉄さん酸欠になるほど笑ってたじゃないですか
もかちゃん、あんた何やってんだ！！
というツッコミはさておき、これはいつもの四人組がレベルアップするフラグかな？
一応、アリゾナに出掛けて狩猟したりはしてたが……。
“面白い相手”である叶依と戦うはやてだが、綾那から声がかかる。
今は“地”であり守る側だと。
“天”である夕歩はじゅんじゅんが懸念した通り、体力不足で１０分動いてないのに、足に来ていた。
相手がナギであるのも疲労の加速に一役買っているんだろうが、今後、星奪りでは自分と同等かそれ以上の相手と剣を交わす以上、力量差は理由にならない。
はやてが慌てて助けに入ろうとして当然、叶依は立ち塞がるが、はやては股の下をスライディング（技名・ファラオストライク）で通過。
体格差もあるが、こういう奇策を躊躇しないのがはやての強さだな。
と、思ってたら勢いついて止まれないまま戦っていた夕歩とナギに激突し、場外で試合終了という結果に。
（あのアホを地に据えなくて本当によかった）
と思う綾那だが、何戦も消化してきてこれだから、はやてはバカなんだよ。
勿論、いい意味で。
クッション代わりになる事で身体張って三人を守ったじゅんじゅんはこれが地の剣だから覚えておいてほしい、と進言。
また一段階、はやてが成長したかな？
新学期始まってから行われてた新制服のお披露目イベントもこれにて終了。
次回からは通常の星奪り進行。
ナギや夕歩。ゆかりあたりと山場いくつもあるだろうから今後も楽しみだ
