魔法先生ネギま! 第295時間目 「最後の選択」

今週のレビューはネギまとハヤテの二本立てでお送りします。

最初はネギまからどうぞ。










フェイトとの最終決戦に挑むネギ達の前に現れたのは予想外も予想外のザジさん。


クラスメートの中でも圧倒的に台詞が少ないものの、人間を「タベテイイ?」と訊く謎の生物を引き連れていたり、さよちゃんが見えていたりと人外ほぼ確定だった彼女だが、魔法世界編もクライマックスを迎えようかと言うこのタイミングでまさかの登場。




特に武器らしい武器を持っていない様子のザジさんだが、その笑みに悪寒を感じた龍宮さんは容赦なく発砲。
だが、頭部を狙ったであろう銃弾は空中で静止。



そんな程度でいちいち動揺するほど甘くない龍宮さんは一瞬で距離を詰め、楓や刹那と協力して三人がかりでザジさんを拘束。




だが、当のザジさんは意にも介さず三人を吹き飛ばし拘束を解除する。



その様子は他のクラスメートにも少なからず衝撃を与えた模様。

さよちゃんが
「この人ザジさんっぽいけど、ザジさんじゃない気が……」
と呟いているが、果たして……。





楓と刹那を吹き飛ばし、龍宮さんを見えない力で空中に縫いとめたザジさんだが、当のザジさんは傷付けるつもりがない事を述べた上で、キミを止めに来た。君は間違っている。今や君は危険な存在だと告げる。
語尾が「ポョ」になってるが、この際、どうでもいい。



ネギの進む道がフェイトの進む道より多くの血を流すことになると言った上で、ザジさんは最後の選択肢を提示する。


塗り替えられる周囲の景色。
そして場に満ちる膨大な魔力。


それまでネギたちがいたはずの空間は何と一瞬で麻帆良学園へと早代わりした。


パルは幻術や幻想空間を疑うが、観測上はまぎれもない本物の麻帆良学園らしい。



魔眼を使ったらしい龍宮さんは拘束を解除し、世界間の移動が不可能である以上、罠だとネギに警告し、刹那も同様の見解を示す。


麻帆良学園の地下にゲートがあるのをネギ達は知らないんだっけ?


ゲートが完全に死んでない以上、ザジさんが何らかの力で両世界を移動できるとするなら眼前のザジさんが本物でもおかしくはないだろう。



一方、フェイト側も事態を把握できていなかった。

彼らの側から見て、ネギ達の反応が完全にロストしたわけだから無理もない。
フェイトには心当たりがなく。デュナミスの手配でもない。


不可解な状況に僅かな苛立ちを見せるフェイトにそれまで姿を見せていなかった謎の人物が自分が呼んだ旧知の間柄である事を明らかにする。


これまた誰か分からない人が出てきたな。


直感でゼクトかと思ったが、実はアリカさんとかって大穴は……ないか?





場面は再びネギサイド。


ザジさんは


・ネギの進む道がフェイトの進む道よりも多くの血を流す道である

・それは恐らく超が止めようとした未来に繋がっている



という事を指摘した上で、それでも先へ進むつもりなのかと問いかける。


だが、ネギ君はそれを予想していたらしく、それでも自分はナギの跡を継いで前に進むとはっきり宣言する。


それを見て交渉不可能だと判断したのか、ザジさんはアーティファクトカードを取り出し、「幻灯のサーカス」を発動。



赤松先生が確かザジさんの謎が明らかになったらネギまは終盤だとか言っていたから、この数話の間で完全には明らかにならないにせよ、今まで謎に包まれていたザジさんの詳細が少しでも明らかになるのなら大歓迎。


無論、このザジさんが本人かどうかの確証はないが、展開的に本人の可能性が高いと思われる。
次号は休載なので再来週に期待しよう