ハヤテのごとくのレビューします。
ヒナギクさんの作った料理が並べられた食卓を囲むハヤテ、ヒナギクさん、泉(化け猫憑依中)の三人。
最初は泉の身体に憑依して騒動を起こそうとしていた化け猫だったが、所詮は猫。
美味しいご飯を食べるだけ食べたかと思ったら睡魔に襲われ始めてリラックスモードに突入。
怪しいことが起こらないかどうか確かめないと、と決意するハヤテに後を任せて帰ろうとするヒナギクさんだが、そこへ泉――もとい化け猫が寝惚けてなのか意図してか不明だがヒナギクさんに絡み付いた挙げ句、押し倒すという暴挙に出る。
よし、百合展開だ!!!!!
猫だけどタチか。
非常に深いな(やかましい)
「ち…!! 違うわよハヤテ君!! これはそういうんじゃないんだからね!!」
ヒナギクさんの“そういう事”がどういう事なのか個人的にはじっくり説明してもらいたいところ。
泉に首の辺りを舐められて呼吸が荒くなってるヒナギクさんは、何かこう来るものがある。
畑先生、俺は初めて貴方を恐ろしい人だと思いました。
さて、そんな状況に至ってようやくハヤテは泉の様子がおかしい事に気付く。
(瀬川さん、もしかして猫が取り憑いているのでは……!?)
遅いわ! と読者がツッコミ入れる前に「一目瞭然です」と先に指摘してくれる親切設計。
泉に猫が憑依しているという結論に至ったハヤテはヒモの先にくくりつけた鈴を揺らして化け猫を誘導。
あっさり正体を看破された(初めから隠せていなかった気もするが)化け猫はハヤテに襲い掛かる。
この家に執事が女を連れ込んだらこらしめないといけないと約束した!!
そう主張する猫。
約束、という言葉。
ハヤテにとって約束という言葉は重い。
「いつかこれを二人ではめられる大人に一緒になりましょうね」
というアテネとの約束。
「一生、お守りします」
というナギに対する誓い。
この二つからも分かるように約束、という言葉はこれまでのハヤテにとって重要な意味を持っていた。
アテネ編は終わったが、だからと言って、綺麗さっぱり忘れられるわけではないし、ナギを守るという使命は今後もハヤテをある意味で縛り続けるモノのはず。
それが少しでも絡んでくるかどうか。
このあたりが今回の三角関係編(と適当に命名)のテーマを左右するのだろうが果たして……